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『朝市ミニ水族館で冬の魚「ごっこ」展示&プロカメラマン撮影の海中映像も』 [2024年02月26日(Mon)]
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2月20日(火)より、函館の冬の郷土料理「ごっこ汁」の食材として函館市民におなじみの魚「ごっこ(正式名称:ホテイウオ)」の企画展示を函館朝市えきに市場内にて開始しました。 函館市内のスーパーや鮮魚店ではこの時期よく目にするものの、実際に泳いでいる姿を目の当たりにすることがなかなかない「ごっこ」の本来の姿を観察できる貴重な展示です。この企画は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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丸みを帯びた「ぽっちゃり体型」が特徴の魚で、普段は水深100mほどの冷たい海に生息しています。産卵のために函館近海の浅瀬に上がってくる冬季に漁が行われるため、地域の冬の味覚として親しまれてきました。店頭に並ぶごっこの多くはつぶれたような姿をしていますが、函館朝市ミニ水族館の展示では、元気よく水槽の中を泳ぎまわる姿や意外とつぶらな瞳、腹部の吸盤でガラス面や石に体を固定する様子などを間近に観察することができます。

あわせて、函館在住のプロ水中カメラマン、佐藤長明さん(ダイビングサービス グラントスカルピン代表)が函館市南茅部地区の海中で撮影した「ごっこ」の映像を水槽横モニターで上映します。海藻の森を泳ぐごっこの姿や、オスのごっこが命がけで卵を守るシーン、愛らしいごっこの赤ちゃんの様子などが10分間の動画に収められています(ループ再生します)。

<展示概要>

【ごっこの展示期間】
2024年2月20日(火)より約1ヶ月間※延長または早期終了の場合あり

【見学可能時間】
6:00〜14:00(モニターの上映時間も同様)

【会場】
函館朝市えきに市場(北海道函館市若松町9-19)

【アクセス】
JR函館駅より徒歩2分

【見学方法】
無料、自由見学(予約・事前申し込み不要)


函館朝市ミニ水族館では、今回の「ごっこ」のほか、函館近海の魚や海の生き物を水槽4基で通年展示しています(水槽はいずれも幅120cm×高60cm)。

【2月20日現在の展示】
ごっこ、クロソイ、ホッケ、アイナメ、ムラサキウニ、サクラマス、イシガレイ、ヤマメ
※状況により、展示の変更および中止となる場合があります。

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海洋教育への助成制度と実践事例を紹介する教育者向け「はこだて海洋教育推進会議」を開催! [2024年02月14日(Wed)]
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2024年3月23日(土)、道南エリアの教育関係者を対象にしたシンポジウム「はこだて海洋教育推進会議」を金森赤レンガ倉庫内「金森ホール」で開催いたします。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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近年、教育現場では、ものごとを主体的に考える子どもを育成する手段として、「横断的・総合的な学習や探究的な学習」が求められています。その点で、「海」は最適なテーマになり得ます。環境問題、気象学、生物学、漁業、水産、造船、海運、地理学などあらゆる切り口があり、それらが密接につながり合っているからです。三方を海に囲まれた函館、そして海と深く関わりあいながら発展してきた道南地域においては、まさに絶好の学習テーマであると言えます。

今回のシンポジウムでは、道南地域でのさまざまな海洋教育の実践事例を紹介するほか、海洋教育への助成制度とそれを活用した好事例などを紹介します。このイベントが教育現場に「海についての学び」を取り入れる一助となり、函館・道南に住む子どもたちが地域への愛着を持つと共に、社会課題の解決や自己の生き方を考えるための資質・能力を育むきっかけになることを願っています。海洋教育に関心を持つ教育関係者や自治体関係者の皆さまはもちろん、海と人とのかかわりに関心を持つ方ならどなたでもご参加いただけます。

<イベント概要>

【日時】
2024年3月23日(土)11時00分〜12時30分(受付 10時30分〜)

【会場】
金森赤レンガ倉庫内 金森ホール(函館市末広町14-12)

【アクセス】
函館市電「十字街」電停下車、徒歩6分

【プログラム】
1.事例発表「はこだて海の教室」
函館朝市ミニ水族館、海釣り自然塾、子ども海そうアカデミーなど、地域の特色を生かした講座について
2.事例発表「食を通じた海洋教育」
北海道ブリリアントアクション、はこだてみなと大学などの取り組みについて
3.はこだてエリアの中高生による「海の授業」
はこだて海の教室の講座「海のコミュニケーターになろう」に参加した中高生が自ら海に潜って撮った海中映像・写真を使い、海の魅力や特徴をプレゼン
4.講演(公益財団法人笹川平和財団 海洋政策研究所 嵩倉美帆氏)
助成制度「海洋教育パイオニアスクールプログラム」の説明、および同プログラムを活用した全国の好事例について

【交流会】
13時00分〜14時00分、はこだてみなと大学(函館市豊川町11-5)にてシンポジウム参加者の交流会を実施(先着30名)。教育現場における海洋教育の取り入れ方のアイデア、助成制度を利用する場合の具体的な手続き方法や順序、関係者を引き入れる方法などの相談や情報交換を行います。軽食提供。

【参加方法】募集は締め切りました
2024年3月10日(日)17時までに専用フォームにてお申込みください。

事前にお申込みされた方の中から、抽選で8名様にDAIWA製のフィッシンググッズ(25,000円相当)をプレゼントします。当日参加も可能です(抽選対象外)。

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