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【募集終了】せっかく海チカの函館にいるんだから、海を楽しまなきゃもったいない!1日かぎりの部活「はこだてOceans」参加者を募集! [2023年06月27日(Tue)]
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2023年8月3日(木)、函館市ならびに近郊の中学生と高校生を対象に、磯での生き物観察と釣り、海洋の専門家による講話を1日に凝縮して体験する海洋教育プログラム「はこだてOceans(オーシャンズ)」を開催します。事前申込制で、20名を募集します。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として実施します。

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「はこだてOceans」とは
「はこだてOceans」は、三方を海に囲まれていながら水族館や大きな海水浴場がなく、海に親しんだり海について学んだりする機会がごく限られている函館において、海を「自分ごと化」する若者を育成するための取り組みです。これまで当法人は、小学生を主対象とした「はこだて海の教室」を開き、さまざまな切り口から海に親しむ機会を提供してきましたが、今年度は対象を中高生にも広げ、函館エリアにおける「人と海との接点」を広げたいと考えています。

当日はまず、住吉海岸で潮だまりや岩の下にいる海の生き物たちを観察し、身近な海にも多様な生物がすむことを実感します。続いて函館湾に移動し、全員で釣りに挑戦します。また、意外に知る機会がない海の現状や課題について、環境学博士でNPO法人ディスカバーブルー代表理事の水井涼太さんが分かりやすく講義します。

イベント概要 ※募集は締め切りました
◆日時
 2023年8月3日(木)9時00分〜17時30分

◆会場
 住吉海岸(函館市住吉町)、緑の島(函館市大町)、函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町4-19)

◆集合場所
 函館市電「谷地頭」電停前(スタッフがのぼりを持って待機しています)

◆内容
 1.はこだて磯活コレクション
   潮だまりや岩の下にいる生き物を探してどれだけ見つけられるかチームで対決 
 2.はこだて海活ワーク
   海が好きすぎて毎日海に入り、海のことを教えている水井涼太さんから、学校では教えてくれない海のことを学ぶ講習
 3.はこだて釣活チャレンジ
   釣り経験がある人もない人も協力し合って海釣りを体験

◆講師
 ◎環境学博士 水井涼太さん
  いつまでも美しく豊かな海と暮らしていける社会の構築を目指して活動するNPO法人ディスカバーブルー代表理事。海を活かした地域振興や海の環境保全・社会教育などに精力的に取り組む。
 ◎ほか、当法人スタッフ

◆参加対象
 函館市および近郊在住の中学生・高校生・高専生で、講座風景を撮影した写真や映像が広報または報道で使用されることに同意できる人

◆募集人数
 20名(先着順、友人同士での申込み可)

◆参加料
 お一人1,000円(受講料、昼食代、保険料含む)、オリジナルバンダナ進呈


申込方法
 以下の申込みフォームにアクセスし、 必要事項を入力してください。締切は7月18日(火)
募集は締め切りました

<お問い合わせ先>
 団体名:一般社団法人 Blue Commons Japan
 電話番号:0138-86-7602(平日9時〜17時)
 担当:吉田
 メールアドレス:hakodate-umi@umi-nippon.com

はこだて海の教室 公式サイト
【終了】函館朝市ミニ水族館の昆布養殖日記 [2023年06月13日(Tue)]
※2023年度の昆布養殖展示は終了しました

昆布の生産量日本一を誇る函館では、昆布の養殖が盛んに行われています。函館朝市ミニ水族館でも、この春から真昆布のミニ養殖を開始。真昆布の種苗(しゅびょう)をロープにつけ、水槽内に設置しました。普段見ることのできない昆布の成長を間近でみることができます。

4月から6月までの成長の様子をご覧ください↓

≪4月29日≫
 函館朝市ミニ水族館リニューアルオープン時のロープ。様子はほとんど変わらず・・・。
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≪5月22日≫
 黒い毛糸が巻きついたような状態に目これは昆布の芽なのか?!目視ではまだわかりません。
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≪6月6日≫
 昆布とわかるような平べったい形状のものが伸びてきました。
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≪6月13日≫
 葉状のものが大きいもので1センチほどに。
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はこだて海の教室 公式サイト
【募集終了】海洋教育講座「海のコミュニケーターになろう」参加者募集中 [2023年06月07日(Wed)]
一般社団法人Blue Commons Japanは、この夏、中高生を対象とする海洋教育プログラム「海のコミュニケーターになろう」を開催するにあたり、参加者を募集しています。ぜひご応募ください!
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「海のコミュニケーターになろう」とは                         
TBS「世界遺産」やNHK「ダーウィンが来た!」などの水中撮影を担当している日本トップクラスの水中カメラマン佐藤長明さんの指導を受け、中学生・高校生が海に潜って水中撮影し、映像制作に挑戦する講座です。数名ずつのチームに分かれて、自分たちでテーマを決めて撮影・編集を行い、最終的に自分たちで作った映像を使って小学生に「海の基礎知識や魅力を伝える授業」を行うことを目指します。
<昨年の実施風景>
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昨年の参加者が作成した動画はこちらからご覧いただけます。

「海のコミュニケーターになろう」募集要項 ※募集は締め切りました                    
◆目標
1.海をリアルに体験する
2.自分や、自分の住むまちと「海とのつながり」を知る
3.小学生に海を伝える取組みを通じ、海の未来を考える

◆日程・内容(全8日間の連続講座)
◎7月27日(木)10:30〜15:00
授業【1】 函館×海×人のつながりについて
授業【2】 プロ水中カメラマンの映像と解説で学ぶ「函館近海」
場所:Gスクエア(函館市本町24‐1 シエスタハコダテ4階)

◎8月8日(火)13:00〜17:00
授業【3】 環境学博士による分かりやすい「海のお話」
ワークショップ【1】 映像制作の基本を学ぼう
場所:Gスクエア

◎8月9日(水)10:00〜17:00
ワークショップ【2】 映像で伝えたい海の魅力について考えよう
プール講習 スノーケリング技術、水中カメラの操作を学ぼう
集合・解散:Gスクエア

◎8月13日(日)〜15日(火)のうち2日間
南かやべの海で海中撮影
※南かやべまで当法人が送迎(集合8時ごろ、解散17時ごろの予定)

◎8月19日(土)・26日(土)10:00〜17:00
ワークショップ【3】 映像編集「小学生に海の魅力を伝える映像をつくろう」
場所:当法人オフィス(函館市旭町6-14)

◎10月(日付は未定、今後調整)
実習 小学生向け授業にチャレンジ
場所:函館市内
※参加者の都合も踏まえて調整します

※実施日以外に、自宅で取り組んでいただく課題があります (映像視聴、授業づくり準備など)

◆講師
◎水中カメラマン 佐藤長明さん
クオリティの高い写真・動画によって、生態観察と撮影の楽しさを広めている北の海の伝道師。函館・南茅部地区を拠点に、北海道や東北など北の海を中心に撮影している。
◎環境学博士 水井涼太さん
いつまでも美しく豊かな海と暮らしていける社会の構築を目指して活動するNPO法人ディスカバーブルー代表理事。海を活かした地域振興や海の環境保全・社会教育などに精力的に取り組む。
◎ほか、当法人スタッフ

◆参加料
5,000円(講座受講料、資料代、海中撮影の装備・機材料、保険料、映像制作の機材使用料など)
※全日参加できない場合も参加料5000円は変わりませんのでご了承ください

◆参加対象
函館市および近郊在住の中学生・高校生・高専生で、 以下全てにあてはまる人
○保護者から参加の承諾を得られる人(参加決定後、承諾書を提出)
○講座風景を撮影した写真や映像を広報または報道で使用することを許諾する人
○泳ぐことができ、下記の持病・病歴が無い人
喘息、てんかん、呼吸・循環器系の病気、花粉症またはアレルギー症状の激しい発作、行動上の問題または精神的・心理的な問題(不安発作、閉所恐怖症)など

◆参加条件
@泳げない方もOK!
海には潜らず、磯(岩場の潮だまり)での撮影だけを行うコースを設けます。
磯にも、カニや小魚、ヒトデなど、多様な海の生き物が生息しており、見たことのない海の中の世界を見ることができます。
※ウェットスーツは着用していただきます。

A全日参加できなくてもOK!
ウェットスーツを着て動く練習やカメラ操作を学ぶ「プール講習」(8月9日)と、「海中撮影」(8月13日・14日・15日のいずれか2日間)は参加が必須ですが、事前講習や事後の活動に参加できない場合、以下のように対応します。
【7月27日・8月8日の事前講習に参加できない場合】
 録画しますので、自宅のパソコンでご覧いただき、ワークに取り組んでいただけるよう調整します。
 
【8月19日・26日の映像制作に参加できない場合】
 事務局スタッフとのやりとりを通じて参加できるよう調整します。なお、小学生向けの授業も同様です。

◆募集人数
8名

◆持ち物
筆記用具、プール講習・海中撮影時の水着・タオル
※撮影のための機材やウェットスーツ、映像編集のための機材は主催者が用意します

◆応募方法
下記の二次元コードか、こちらのリンクから応募フォームにアクセスし、必要事項と応募動機を入力してください。その内容を元に、一次選考を行います。
募集は締め切りました

◆選考日程
6月23日(金)一次選考結果通知
6月25日(日)〜27日(火)二次選考/オンライン面接
6月30日(金)二次選考結果通知
※6月23日(金)〜27日(火)に応募いただいた方には担当者より別途ご連絡いたします

はこだて海の教室 公式サイト
小学生が函館朝市ミニ水族館で魚のお世話!「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました [2023年06月06日(Tue)]
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2023年6月3,4日に水族館飼育員の仕事を通して海の生き物と環境を学ぶ体験講座「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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【「魚のための仕事」と「お客さんのための仕事」を学ぶ】                  

水槽で作業を行う前に、まずは飼育員の仕事と水槽の仕組みについて学びます。当法人のスタッフが講師となり、飼育員の仕事が「魚のための仕事」と「お客さんのための仕事」の2つに分かれることを子どもたちに説明。魚にエサをやったり、水をきれいにしたり、魚の健康をチェックしたりするのは、魚のための仕事。水槽のガラスをふいて見やすくしたり、魚を解説するパネルを作ったり、見た人が楽しめる何かを用意するのはお客さんのための仕事であることを話しました。

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【お世話する前に魚や海藻の特徴を知ろう】                    

レクチャーを受け、函館朝市ミニ水族館の水槽前に移動した子どもたち。これから世話をする魚たちについて知るため、4基ある水槽を順に見学しました。隣同士で並ぶヤマメの水槽とサクラマスの水槽の前では、ヤマメとサクラマスが元は同じ魚で、川に残った魚はヤマメのまま成長し、海に行った魚はエサをたくさん食べて大きなサクラマスになることを解説。住む環境によって姿かたちが大きく異なることを学びました。

海藻が豊かに生い茂る函館近海と真昆布の養殖風景を表現した水槽では、海藻の種類による色や形状の違いを観察。昆布・ワカメ・ひじきなどが海の中でどんな姿をしているか、普段どんな料理として食べているかについて、クイズを交えながら子どもたちに伝えました。

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【飼育員がいないのに海で魚が元気に育つのはなぜ?】                    

水族館飼育員としての心構えを学んだ子どもたちは、さっそく作業に取り掛かります。水槽の外側を優しく拭き、内側はスポンジで磨きます。作業に驚いて逃げる魚がいる一方、子どもたちの姿を見て近寄ってくる魚も。「海で暮らしている時は敵が来たらすぐ逃げていましたが、この水槽で長く暮らしているうちに飼育員のことを覚えて、エサがもらえると分かって近付いてくる魚がいるようになりました」とその理由を説明すると、子どもたちから「かわいいー」「頭がいいんだね」との声が上がりました。

水槽の清掃を終えたら、エサやりの時間。入れすぎると水が汚れたり魚が病気になったりしてしまうため、食べきれる量を入れること、魚の様子を知るためにエサを食べる様子を観察することの2つを守りながら、1人ずつ水槽にエサを投入しました。

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最後に、水槽と海との違いを説明。当法人スタッフが「海にはプランクトンや海藻などがあって自然の循環で水がきれいに保たれるけれど、水槽は機械を使って水を回してきれいにしたり、空気を入れて酸素を増やしたりします。それでも完全には良くならないから、1カ月に2〜3回、海から新しい水を持ってきて、水を入れ替えているんだよ。海ってすごいよね」と語りかけると、大きくうなずく子どもたち。水族館飼育員の体験を通して、飼育員がいなくても美しさが保たれる海の偉大さにふれることができました。

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【参加した子どもの声】                          

「海にたくさんのごみがあることがわかりました」
「ヤマメが川にいるとヤマメのままだけど海に出るとサクラマスになるのがびっくりした」
「はじめてしったことがいっぱいあった」
「海にいた生きものとたくさんふれあえてすごく楽しかったけど、エサは食べてくれなかった」
「まこんぶのそだてかたをしった」
「海にいるさかなにいろいろなしゅるいがいることをしった。あたらしいともだちができてよかった」
「ぜんぶたのしかったので、らい年もあったらさんかしたいです」

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