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高校生対象【海のYouTuber養成講座〜海と日本プロジェクト〜】について [2022年05月25日(Wed)]
一般社団法人Blue Commons Japan(ブルーコモンズジャパン)は、2022年夏、高校生向け海洋教育プログラム「海のYouTuber養成講座〜海と日本プロジェクト〜」を実施します。

6月9日(木)まで、参加者を募集中です。 募集は締め切りました

海が好き、映像制作に興味があるという高校生の皆さんはぜひご応募ください。

「海のYouTuber養成講座〜海と日本プロジェクト〜」とは?

潜水法の専門家である大学の先生と、
日本トップクラスの水中カメラマンによる指導を受け、
高校生が海に潜って水中撮影し、短編映像をつくる、函館初の講座です。

海の魅力を映像で発信できる若者の育成を目的に実施します。

こんなことが体験できる!学べる!
海についての特別授業
海全般に関する基礎知識、函館近海の特徴、生息する魚や海藻などに関する座学。
これまで知る機会がなかった「海」について学べ、世界が広がる気持ちになりますよ♪

スノーケリング技術講習(シュノーケリング技術講習)
ウェットスーツ・フィン・マスクを着けて、水中での動き方を練習します。講師が丁寧に指導しますので、初めてという方も安心してください。

海中撮影
南かやべの海で、水中撮影に挑戦します。
エゾメバル、ウミタナゴ、チカなどの魚が泳ぎ、海藻がゆらめく様子をあなたの感性で撮影してください。
講師たちも一緒に潜って、撮影をサポートします。

映像編集
まず事前講習で映像編集の基本について学び、絵コンテ作りに取り組みます。
撮影後は映像をパソコンに取り込み、編集します。
映像制作技術者がサポートしますので、初心者の方も安心してください。


指導してくださる専門家

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東海大学海洋学部 准教授 鉄多加志さん
潜水歴38年、これまでの潜水時間約13000時間!
潜水法を研究と専門にする稀有な大学の先生です。
函館にある北海道大学水産学部でも年に一度、特別講義を担当されています。

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水中カメラマン 佐藤長明さん
クオリティの高い写真・動画によって、生態観察と撮影の楽しさを広めている北の海の伝道師。TBS「世界遺産」、NHK「ダーウィンが来た!」などの撮影を担当。

佐藤さんのHPには函館の海の映像・写真が満載です!→こちらをクリック

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【海のYouTuber養成講座 日程・場所】

7月10日(日)13:00〜16:00
事前講習@座学(海について、映像制作について)
場所:Gスクエア
※学校行事等と重なっている場合、後日オンライン受講も可。

7月17日(日)10:00〜17:00
事前講習A座学(函館近海について)、プールでのスノーケリング技術講習
集合・解散場所:Gスクエア
※Gスクエア⇔プールの送迎は主催者が手配します
※参加必須です(学校行事等の都合で参加できない方は応募できません)

7月23日(土)・24日(日)終日を予定
海での水中撮影(午前・午後に1時間ずつ撮影の予定)
集合・解散場所:五稜郭周辺
※五稜郭周辺⇔海の送迎は主催者が手配します
※2日のうちいずれか1日については、別日に実施の調整可(両日とも参加できない方は応募できません)。

8月3日(水)〜5日(金)・8日(月)・9日(火)10:00〜18:00の希望時間
映像編集
場所:Gスクエア
※上記日程の中で、参加者が映像編集作業ができる日時をあらかじめうかがい、サポートするスタッフと時間調整します。映像編集にかかる時間は作業の進捗状況や、目指す完成度によって異なりますが、最低5時間以上は必要だと思われます。

11月(日時は今後決定) 
試写会、YouTube公開、NCV放映

※その他、絵コンテ制作や、試写会発表準備など、参加者に自宅で取り組んでいただく課題があります。

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【海のYouTuber養成講座 募集要項】

参加資格
函館市および近郊在住の高校生・高専生で、以下@〜Bの全てにあてはまる方。
@泳げる方で、下記の持病・病歴が無い方
喘息、てんかん、呼吸器系・循環器系の病気、花粉症またはアレルギー症状の激しい発作、行動上の問題または精神的・心理的な問題(不安発作、閉所恐怖症)など
A保護者から参加の承諾を得られる方(参加決定後、承諾書を提出いただきます)
B講座風景を当会が写真・動画で撮影し、ウェブサイト等で公開することを許諾いただける方

募集定員 6名

参加者負担金 5000円(資料代、海中撮影・映像編集の機材使用料、保険料など)
※本講座は、日本財団「海と日本プロジェクト」の助成を受けて実施します

参加者特典
専門家による指導、完成映像収録DVD、YouTubeでの作品公開

参加生徒の持ち物 
筆記用具、スノーケリング講習および海中撮影時の水着・タオル等。
※撮影機材やウェットスーツ(潜水服)、映像編集用パソコンは主催者が手配します。


【応募方法】
下記から「応募フォーム」にアクセスして必要事項と応募動機を入力してください。その内容を元に一次選考します。
右向き三角1右向き三角1右向き三角1応募フォームはこちら

応募受付期間
5月25日(水)〜6月9日(木)まで

選考日程

6月10日(金)一次選考結果通知
6月14日(火)〜16日(木)二次選考
6月17日(金)二次選考結果通知


【お問合せ】
応募にあたっての不明点はお気軽にお問合せください。
主催者:一般社団法人Blue Commons Japan(ブルーコモンズジャパン)
TEL 0138-86-7602
メール info@bcjapan.org



【Q&A】

Q. 応募したい!けど、学校行事と重なっていて参加できない日があります。
A.主催者が対応できる日と、できない日があります。
・7/10事前講習@に参加できない方向けには、7/11〜16の間のオンライン受講対応が可能です
・7/17事前講習Aは参加必須です(この日都合が悪い方は、応募対象外となります)
・7/23・24水中撮影のいずれかに参加できない方向けには、別日にもう1日撮影日を設けることが可能です(7/23・24のいずれも参加できない方は、応募対象外となります)
・8月の映像編集は、指定日時の間で、参加者が映像編集作業ができる日時をあらかじめ確認し、調整します。最低5時間程度は必要となります。

Q. 参加資格に「泳げる方」とありますが、どれくらい泳げたらいいですか?
A.海中撮影は午前・午後に1時間ずつ×2日間実施する予定です。その間ずっと泳ぐわけではありませんが、海の中でポジションを移動したり、キープしながら、撮影します。ウェットスーツは浮力があるので、少し深い場所に行きたい時には足に装着したフィンを動かして、潜ります。疲れた場合は足がつく場所で顔だけを海に沈めて撮影する方法もあります。そういった水中運動をイメージした時に、自分ならできる、楽しめそうだと考える方にご応募いただきたいと考えています。

Q. 一次選考はどんな点を判断しますか。
A.応募動機を重視しますので、この講座に興味をもった理由や、講座を通じて自分が学びたいこと、成し遂げたいことなどについてできるだけ具体的にご記入ください。また、学校や性別のバランス等を鑑みて選抜します。

Q. 二次選考はどんなことをしますか。
A.6月14日(火)〜16日(木)の夕方〜夜に、オンラインでの面談を行い、主に応募動機についてお話を伺います。一次選考の合格者の方に、6月10日に連絡し、日程調整します。オンラインが難しい場合はリアル面談も可能です。

Q. 主催者の「一般社団法人Blue Commons Japan」とは、どんな団体ですか。
A.函館の市民有志による、海洋教育を推進する非営利団体です。
2019年に「はこだて海の教室実行委員会」として活動を開始し、2022年に一般社団法人に変わりました。
「はこだて海の教室」は、日本財団 海と日本プロジェクトの助成を受け、函館朝市での水槽展示「函館朝市ミニ水族館」の運営や、子ども向けの海洋教育講座を開催してきました。子どもたちや市民の海への興味関心を高め、海の課題解決に向けたアクションの輪を広げることを目指しています。
これまでの活動実績は、公式サイトでご確認ください。
こちらをクリック


海のYouTuber養成講座〜海と日本プロジェクト〜 実施団体について 
主催/一般社団法人Blue Commons Japan(事務局所在地:北海道函館市旭町6-14)
共催/日本財団 海と日本プロジェクト
協力/函館コミュニティプラザ Gスクエア、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション臼尻水産実験所
後援/函館市、函館市教育委員会、北斗市、(一財)函館国際水産・海洋都市推進機構、北海道大学水産学部
※本事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施します

⇒Blue Commons Japan 公式サイト「はこだて海の教室」へ

「子ども海藻アカデミー」ミニポスター作品紹介 [2022年05月24日(Tue)]
2022年5月21日(土)に開催された1日講座「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻 〜海と日本プロジェクト〜」では、参加した子どもたちが、講座で学習したことや、体験したことを振り返り、海藻や海について自分が伝えたいことを表現するミニポスターを作りました。

子どもたちの作品をご紹介します!

【たいすけさん(5年生)】
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【あさひさん(6年生)】
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【じょうしろうさん(6年生)】
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【そうすけさん(5年生)】
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【こまちさん(5年生)】
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【まおさん(6年生)】05廣田麻桜.jpg

【みつきさん(6年生)】
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【ひなさん(5年生)】
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【ゆうきさん(5年生)】
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【ゆうすけさん(5年生)】
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【めいさん(5年生)】
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【のぞみさん(5年生)】
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【ゆめかさん(5年生)】
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【ちうらさん(5年生)】
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はこだて海の教室
公式サイトはこちら
未利用海藻・青のりを通じて小学生が海の未来を考える1日講座 「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻 〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました。 [2022年05月23日(Mon)]
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2022年5月21日に、専門家による講義や板海苔作り体験、海藻が自生する海岸の見学、ミニポスター制作などを通じて、子どもたちが海について学び、海の未来を考える「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻〜海と日本プロジェクト〜」を開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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イベント概要 
                          
イベント名称:「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻〜海と日本プロジェクト〜」

・開催概要:函館が生産量日本一をはじめとする昆布など、地元特産品である海藻を通じて、
      子どもたちに海の学びを提供する1日講座。
・日程:  2022年5月21日(土)
・開催場所:函館市漁村センター
・参加人数:15人
・協力団体:海藻活用研究会

専門家による海藻の講義

暖流と寒流が交わる函館近海は、栄養が豊富なため多くの種類の海藻が育ちます。中でも、昆布は生産量日本一を誇ります。本講座ではまず、北海道立工業技術センター長の安井肇氏(動画)と、海藻活用研究会の布村重樹氏が、海藻の種類、役割、活用法などについて講義。日本人が古来から海藻を食材や衣服、建築などに用いてきたこと、さらに近年は、薬や化粧品にも活用していることを紹介しました。
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次に、Blue Commons Japanの阪口あき子が、未利用海藻である「北海道産天然青のり」について説明。「もともと青のりを特産品としていた九州や四国では、海水温上昇等により不作が続いています。一方で、北海道の海岸には青のりが自生しているにも関わらず活用されていません。今後、北海道の青のりが活用されれば、300億円の経済効果を生み出し、かつて未利用海藻だったガゴメコンブのように、函館エリアの新たな特産品になる可能性があります」と話しました。

*昨年、はこだて海の教室で実施した青のりに関する調査→特設サイト

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海藻を五感で学ぶ板海苔作り・ランチタイム 

講義の後、参加者は青のりを使って板海苔作りに挑戦しました。
まずは先生がお手本を披露。みんな真剣に聞いています。
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生の青のりを水で洗い、細かく刻み、枠に流し込みます。
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枠をゆっくり外して、海苔がきれいな四角形になったら出来上がり。
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子どもたちは、青のりの鮮やかな色や香り、手触りに興味津々です。
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板海苔作りの次は、函館国際ホテルの木村史能総料理長がこの日のために監修した、海藻をふんだんに使った特製ランチボックスでランチタイム。まずはじめに、木村総料理長からの動画メッセージで、函館近海の海藻の魅力や、ランチボックスで使われている海藻についての説明を聞きました。
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ガゴメコンブの粘り、アカモクの歯ごたえ、青のりの磯の風味など、それぞれの海藻を活かした料理を楽しみました。
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海岸一面に広がる海藻の森

昼食後は、たくさんの海藻が自生する会場近くの志海苔海岸へ見学に出かけました。青のりやワカメ、ヒジキ、コンブなど色とりどりの海藻や海の生き物を見たり触ったりして、豊かな地元の海を体感しました。

※この場所は普段は立ち入り禁止区域で、本講座は函館漁協宇賀支所より特別な許可を得て開催しました。

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大きな石をどかしてみると、海藻のかげにたくさんの生き物が!
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こんなに大きなカニを発見!
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いつも食べている海藻も、海で生きている時は、色も感触も違うんです。
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いろいろな海藻や生き物に、子どもたちは夢中です。
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学んだことをふりかえり、ミニポスター作り

午後からは、午前中に学んだことや、体験したことをふまえ、会場で青のりや海について発信するミニポスター作りに取り組みました。函館で活動するグラフィックデザイナーの岡田暁氏を講師に迎え、キャッチコピーを作り、そのコピーを「絵」で表現する作業について学びました。
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まず、午前中の講義で学んだことをふりかえりながら、何を伝えたいか考えます。
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伝えたいことが決まったら、絵を描いていきます。
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マーカーや色鉛筆を使って、カラフルなポスター作りに没頭。
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布村先生も挑戦中。
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最後に、一人ずつ完成したポスターを紹介し、伝えたかったメッセージや工夫したポイントについて発表しました。
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作品の中からいくつかをご紹介します。

【たいすけさん(5年生)】
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【めいさん(5年生)】
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【まおさん(6年生)】
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参加した子どもたちからは、以下のような感想が寄せられました。
「海藻について、色々知ることができた」
「板海苔作りが楽しかった」
「もっとたくさんの海藻について知りたい」
「海に行っていろんな海藻を触ることができた」
「家に帰ったら家族に伝えたい」

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海藻や海のことをいろいろな角度から見て・聞いて・知る1日となりました。子どもたちが作ったポスターには、この日に得た発見がぎっしりと詰まっていました。
これからも、海藻を切り口に、海の未来について考えてみてください。
みなさん、お疲れ様でした!

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はこだて海の教室
公式サイトはこちら
函館朝市ミニ水族館2022年度のテーマは「ふるさとの海を知る」 [2022年05月16日(Mon)]
一般社団法人 Blue Commons Japanが「はこだて海の教室」事業の一環として運営する、「函館朝市ミニ水族館」。

4年目となる今年のテーマは「ふるさとの海を知る」。函館周辺の海に生息する魚や海の生き物にクローズアップし、ふるさとの海についてより深い知識を提供します。今年度は3回の展示替えを予定しています。

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<<2023年2月6日現在の展示情報>>
120p水槽を4基展示しています。
@ごっこ水槽
Aシマゾイ水槽
Bヤマメ水槽
Cサクラマス水槽

魚7種類…ごっこ、アイナメ、ホッケ、シマゾイ、イシガレイ、サクラマス、ヤマメ
海の生き物3種類…ムラサキウニ、ホタテガイ、エゾアワビ

ロックフィッシュとは、函館近海の岩礁帯や海藻がある場所に生息する根魚のことで、ホッケ、シマゾイ、オウゴンムラソイ、アイナメなどです。ルアーで比較的簡単に釣れ、かつ、ヒキが楽しめることで釣り人から人気があります。

ヤマメとサクラマスは、実は同じ魚だということをご存じでしょうか?
ヤマメは川で生まれ、一部が海にでて、サクラマスとなります。函館朝市ミニ水族館には両方を隣り合わせで展示していますので、ヤマメとして一生を過ごす個体と、サクラマスを見比べることができます。ヤマメの中には銀化(身体が銀色に変化)しているものもいます。これは、海に行くための準備で、サクラマスになる成長過程です。ぜひ間近で観察してください。

(展示する魚の内容は、状況によって変わることがありますので、ご了承ください。)
▼ごっこ
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▼アイナメ
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▼ホッケ
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▼シマゾイ
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▼イシガレイ
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▼ヤマメ
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▼サクラマス
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※生き物につき、展示は随時変更となることをご了承ください

【水槽に設置している説明版】

▼ごっこ水槽
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▼シマゾイ水槽
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▼ヤマメ水槽
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▼サクラマス水槽
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ぜひ、函館朝市に遊びにきてくださいね!

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函館朝市ミニ水族館〜海と日本PROJECT

子どもたちや市民に地元の海の豊かさを伝えるための展示をしています。この企画は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

期間:常設(ただし、えきに市場休業日は休み)

時間:朝6時〜14時

場所:函館朝市えきに市場 活いか釣堀広場

見学料:無料

問合せ先:一般社団法人 Blue Commons Japan 

TEL 0138-86-7602(平日10時〜17時)

星座(うお座) 星座(うお座) 星座(うお座)

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⇒はこだて海の教室Webサイト
津軽海峡に面した海岸(函館市)で「親子で海そうの森たんけん」開催 [2022年05月16日(Mon)]

一般社団法人 Blue Commons Japanは2022年5月7日(土)、海藻や海の生き物を親子で観察し、専門家から海藻の基本知識や役割について学ぶ「親子で海そうの森たんけん〜海と日本プロジェクト〜」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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【イベント概要】
・イベント名称:親子で海そうの森たんけん〜海と日本プロジェクト〜
・開催概要:函館市志海苔海岸に自生する様々な海藻や、海の生き物の観察会
・日程:2022年5月7日(土)
・開催場所:函館市志海苔海岸
・参加人数:75人
・協力団体:海藻活用研究会

※志海苔海岸は、普段は立ち入り禁止区域で、本講座は函館漁協宇賀支所より特別な許可を得て開催しました。

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この時期の志海苔海岸には、色とりどりの様々な海藻があたり一面に生い茂っています。その海藻の森の中にいるたくさんのヤドカリ、カニ、アメフラシなどの生き物や、海藻に産みつけられた卵などを見つけて、子どもたちは興味津々。海藻が魚などの生物の命を育んでいること、海の豊かさを、見て、触って、体感しました。

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講師の布村さん(海藻活用研究会)から、青のりについてのお話を聞く参加者たち。九州や四国の特産品として知られていますが、近年、海水温上昇の影響で激減しています。
実はこのアオノリ、北海道の海岸にも自生していますが、収穫されていません。
昨年、はこだて海の教室で実施した青のりに関する調査→特設サイト

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「私たちの海にはまだ、このようにあまり利用されていない宝物が眠っているんですよ。かつて未利用だったガゴメコンブも、今では高値で取引されているようになりました。ぜひこのアオノリにも注目して欲しいです。(布村さん)」

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写真左の男の子が持っているのはワカメ、右の女の子が持っているのはコンブ。
いつも食べている海藻を見つけて、その姿の大きさや質感にふれて、子どもたちは大喜び。

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「海のヒジキは、いつも食べているヒジキと色も形も違う」「ワカメがこんな風に生えているなんて知らなかった」「コンブがぬるぬるしている」など、たくさんの発見に大興奮でした。


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写真上)ヒジキ。食卓では黒い色をしていますが、生きている時には褐色で、ぷっくりとしています。

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参加した子どもたちからは、
「アオノリに種類があることを初めて知った。海に生えている海藻を初めてみた」
「生き物がたくさんいたり、おもしろい海藻があった」
「いろんな生きものを見つけられた」
など新しい発見についての声が寄せられ、

保護者からも、
「青のり、ワカメ、ヒジキなど手元に届く商品としての姿と違う、生きている状態の海藻を見られてよかった」
「海藻が苦手で食べたがらないのですが、ワカメやコンブを手に持ち楽しそうにしていて良かったです」
などの感想が寄せられました。



一般社団法人 Blue Commons Japanは、函館が「実践型の海洋教育のモデル拠点」となることを目指して、今後も、市民や専門家、企業、自治体等と連携した「海の学びの機会創出」に取組みます。

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はこだて海の教室
公式サイトはこちら
運営団体について [2022年05月04日(Wed)]

「はこだて海の教室」および「函館ブリたれカツ」事業の運営団体は、2022年度より、一般社団法人Blue Commons Japanとなります。

一般社団法人Blue Commons Japanは、従来の運営団体「はこだて海の教室実行委員会」を母体として設立した新法人です。
代表者、連絡先等は、変わりません。

私たちは、海の問題解決に向けたアクションの輪を広げることを目的として、引き続き活動に取り組みます。どうぞよろしくお願いいたします。

【関連リンク】
一般社団法人Blue Commons Japan 公式サイト
はこだて海の教室 公式サイト
函館ブリたれカツ 公式サイト