海のYouTuber養成講座 実施レポート@(事前講習編) [2022年07月18日(Mon)]
一般社団法人Blue Commons Japanは現在、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、「海のYouTuber養成講座〜海と日本PROJECT〜」を実施しています。 本ブログでは、2022年7月4日、10日、17日に実施した事前講習についてレポートします。 ▼「海のYouTuber」を目指す高校生たちと講師陣 【「海のYouTuber養成講座〜海と日本PROJECT〜」概要】 本講座は、海の魅力を映像で発信できる人材を育成するとともに、映像を通じて全国の人々に、函館の海の特徴や豊かな生態系について情報発信することを目的とする講座です。 参加対象は函館近郊在住の高校生。応募者から選抜された6名の参加者は、事前講習や課題を通じて学んだ後、海での水中撮影と映像制作に挑戦。12月に試写会等で映像を発表し、YouTubeでも公開します。 主催:一般社団法人Blue Commons Japan 共催:日本財団 海と日本プロジェクト 【7月4日 事前講習1回目「海に関する基礎知識」】 1回目は、NPO法人ディスカバーブルー代表理事 水井涼太先生(博士/環境学)による「海に関する基礎知識」講習でした。学校では聞く機会がない「海」のさまざまなお話は、海の映像を作る生徒たちにとってどれも貴重な学びとなりました。 <主な学習内容> ◎海洋の姿(広さ、深さ、海流、日本の海岸線の長さetc) ◎海の生物・生態系(海の生物の種類、食物連鎖、陸上の動物との違いetc) ◎海洋の課題(海ごみ、酸性化、海のことが国民や社会に知られていないetc) <参加者の感想> 「とても面白いお話でした。撮影の参考になるお話や、自分が知らない海の知識を深められて楽しかったです!」 「改めて海の大切さを感じました。プランクトンや海藻など、あまりみんなが見たことが無いものを撮って、教えたいという気持ちになりました。」 ▼オンラインで行った、水井先生の授業の様子(Zoom画面) 【7月10日 事前講習2回目「目指せ!海のYouTuber」】 2回目は、「海のYouTuber養成講座」メイン講師のお一人である東海大学海洋学部の鉄多加志先生による講習でした。会場と、鉄先生がいらっしゃる東海大学(静岡県)をオンライン中継でつなぎ、もうお一人のメイン講師・水中カメラマン 佐藤長明さんに会場でサポートいただきながら進めました。参加者たちはこの講座で、様々な角度から映像で何かを「伝える」という手法について学び、絵コンテ作成にも挑戦。最後に、一人ひとりが今回制作する映像のテーマを決め、発表しました。 その内容は・・・ 「みんなが知らない海の生物」 「魚がくらす海の環境」 「意外な海の風景」など、バラエティに富んでおり、今から、映像の完成が楽しみです♪ ▼鉄先生のお話を真剣に聞く生徒たち 【7月17日 事前講習3回目「目指せ!海のYouTuber」】 3回目は、水中カメラマン・佐藤長明さんに指導いただきました。 まず午前中は、撮影予定地である函館市臼尻町の海について学びました。親潮と道南の山々からもたらされる栄養によって海藻やプランクトンが育ち、その中に、魚や海の生き物がくらす豊かな海。佐藤さんの写真や映像は息をのむような素晴らしさで、水中カメラマンのお仕事の偉大さにも触れました。 ▼佐藤さんのスライドに魅入る生徒たち 午後は、プールでのスノーケル講習を行いました。 佐藤長明さんと、ダイビングインストラクターの佐々木さん、豊岡さんの3人の先生にご指導いただきました。 ▼まずは、マスクやフィンの装着方法レクチャー ▼スノーケルに水が入った場合の対処方法を練習 ▼フィンを使った泳ぎ方の練習 ▼水中カメラマン・佐藤さんから、水中撮影について指導いただく ▼さっそく練習! ▼泳ぎながら撮影する方法も教えていただき、何度も練習しました ▼最後にみんなで撮影。講座のドキュメンタリー映像もできるかな? 「海のYouTuber養成講座」、次回は海での水中撮影! 参加者たちは現在、自分が作りたい映像について考え、絵コンテづくりに取り組んでいます。 すべてが初めての挑戦ばかりで、参加者も、事務局スタッフも、どきどきワクワクの連続! 水中撮影の様子もレポートいたしますので、お楽しみに!(^^)! つづく♪ ⇒Blue Commons Japan 公式サイト「はこだて海の教室」へ |