本日のしんきん&ろうきんプロボノプロジェクト「バーチャル融資審査委員会」に、融資申込先として日本ダイバーシティ推進協会の久保さんにお越しいただきました。
当日は、東海ろうきん職員を中心に17名のプロボノワーカーが集まりました!
今回バーチャルとはいえ、初めての融資審査委員会ということで、どのように行われるのか興味がありました。
東海ろうきんは、「働く人のための金融機関」であり、融資業務は個人の方の生活資金が大半を占めます。そのため、事業性の借入資金の融資審査自体が新鮮でした。
今回の融資審査の流れは、まず、momoの木村さんより団体についての紹介があり、次に、資料を基に質問事項や確認すべきことをグループで話し合い、各グループからの質問に対して久保さんに回答をいただき、その上で、団体の強み(ポジティブ情報)と弱み(ネガティブ情報)を挙げて整理し、最後に、融資審査結果(融資可能か融資不可か)を決定する。以上の内容でした。
最後の融資審査結果の段階は、個人の判断で手を挙げるという形式をとりましたが、満場一致ではなく、意見が分かれる結果となりました。この後、融資可能とした人と融資不可とした人とでディスカッションをしてみたら、また面白い展開になったかもしれません。
今回の融資審査委員会を経験して私が感じたのは、融資申込先が社会への果たす役割や代表者の事業への思いなどに共感はしても、それだけで融資可能と判断してよいのかという葛藤です。
momoが融資するお金は、出資や寄付で集まった大切なお金(志金)です。融資後に返済が滞ってしまったということは避けなければなりません。そこで、返済可能性も考慮する必要があり、団体の財務状況や事業の収益性もチェックした上で融資審査を行わなければいけません。
「自分たちの業務の融資審査とは全然違う」
それだけ真剣に団体のことについて考えることで、団体の当事者の気持ちに近づくことができ、融資後も団体を応援しようという気持ちになれると思いました。
またこのような融資審査委員会に参加してみたいです。久保さん、どうもありがとうございました。