綾道ママです。
昨日は旧暦の3月3日、宮古島ではサニツ(浜下り)の日だ。
昔、宮古島の女性は海へ行ってはいけないと言われていた。
しかし、旧暦の3月3日は、女性も浜へ下りて、身を清めて良いとされていたのだ。
それをサニツと呼ぶ。
旧暦カレンダーは、月の満ち欠けの周期と同じので、旧暦の3月3日はいつも大潮で日中潮がとっても引く。
今では、島の人たちは、サニツには家族や友人たちと浜でピクニックしたり、潮干狩りを楽しんだりしている。
夜には、サニツを名目に友人たちで集まって飲み会があちこちで開かれる。

一方、観光客向けの宮古島のイベントとしては、池間島の北10キロほどにある日本最大のサンゴ礁、八重干瀬(やびじ)へ大型フェリーで行って潮が引いたサンゴ礁に上陸する、というツアーがある。
400人くらいの観光客がいっぺんに上陸するので、いくら生きたサンゴを踏まないように・・・といっても少なからず生態系には影響があるのでは・・・と綾道ママは気になっていた。
フェリーの道中にお楽しみがあったり、訪れる方たちは楽しんでいるようだけど、やっぱり貴重な自然の場所へ大人数で行くのは嫌だなあ・・・
でも、フェリーは、普段、宮古島と伊良部島を結ぶ路線を運航しているのだけれど、もうすぐ橋がかかりフェリー会社はなくなるため、このフェリーでの八重干瀬上陸イベントは今回が最後みたい。
来年はまた違う形のイベントができるのだろうけど、自然環境へのインパクトがなるべく少ないイベントにしてほしいなあ。
