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vol 42.中村佳恵さん [2016年01月11日(Mon)]
今回は“ぶどうの木”−山口市子どもと読書ネットワーク−代表の中村佳恵さんにお話をうかがいました。

〜子どもが子ども時代を楽しめるように本でサポートしたい〜



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〜プロフィール〜
“ぶどうの木”−山口市子どもと読書ネットワーク−代表。
大殿小学校やさくらんぼクラブなど、様々な場所で絵本の読み聞かせボランティアをしている。また、ストーリーテリングの会や、山口市立中央図書館友の会に所属するなど、本に関わる活動に幅広く参加。
1963年、山口市生まれ。大学進学後しばらく山口を離れていたが、長女が3歳の時、再び山口市民に。家族は夫、長女(23歳)、次女(17歳)。専業主婦。

〇主に絵本の読み聞かせをしていらっしゃいますが、何年くらい活動されてますか。
長女が幼稚園に通い始めたころに始めたので、約20年です。

〇読み聞かせをするきっかけはなんでしたか。 
私自身、本が好きなので。子どもが生まれたとき「この子と一緒に、もう一度子どもの本を楽しもう」と思ったのがきっかけです。

〇児童文学作家であり絵本の翻訳家でもある石井桃子さんの大ファンでいらっしゃいますよね。石井さんに関する造詣の深さは研究者なみと伺っていますが、石井桃子さんの作品の魅力はなんだと思われますか。 
子どもに対して、誠実に、手抜きすることなくお仕事をされている姿勢に魅かれます。ご自身の訳された作品が本になった後でも、読み返して納得のいかない部分は何度も手を入れられています。編集者泣かせだったそうですよ。

〇たくさんの本を読まれてきて、難しいとはおもいますが、おすすめの絵本、もしくは一番好きな絵本があれば教えてください。 
おすすめと言えるかどうかわかりませんが、子どものときに読んでとても印象に残っているのは、宮沢賢治の『オッペルと象』です。毎月幼稚園でもらっていた絵本の中の1冊でした。ペーパーバックだったので、残念ながら実物は手元にありません。幼稚園児が読むにはとても重い内容ですが、だからこそ印象に残っているのかもしれませんね。

〇親が子どもに絵本を選ぶときのアドバイスをいただけますか。
 まずは、長く読み継がれた本を一緒に楽しんでみられるといいと思います。

〇今子育て中のお父さん、お母さんにメッセージをお願いします。
お子さんの誕生日のプレゼントに、本を一冊選んでみませんか?その時お子さんが好きだった本とか、興味を持っているものが出てくる本だとか、その年話題になった本だとか。本のどこかに「○才の○○ちゃんへ」というメッセージを入れておくと、10年、20年たってから、「ああ、あの頃こういうものが好きだったなぁ」と親子で思い出すことができると思います。残念ながら私自身はこのことを思いつくのが遅くて、自分の子にはできていませんが・・・。
それと、石井桃子さんが「おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは子ども時代の『あなた』です。」と言っておられます。
子どもたちが子ども時代をしっかり楽しめるように、みんなでサポートしていきたいですね。

〜取材を終えて〜
私が中村さんを初めて知ったのは、山口県立大学構内にあるさくらんぼ館での読み聞かせに、2歳の娘を連れて行ったときでした。深い、引き込まれるような声。ゆっくりとした、聞きやすいテンポ。読み聞かせというものに、技術や才能があるとしたら、こういうことだ、と初めて感じたのでした。
その後、「絵本と児童書を楽しむ会」(月1回さくらんぼ館で行われている会)でお会いするようにもなったのですが、絵本に対する造詣の深さにびっくり!どんな絵本でも、知っているし、作家のことや、その作品の背景までよくご存じなのです。だからこそ、あんなふうに読み聞かせができるのだなあ、と思います。どこかで中村さんの読み聞かせに出会ったら、ぜひその時間をお子さんと堪能してください。

※〜"ぶどうの木"ー山口市子どもと読書ネットワークー〜
山口市内にある、絵本の読み聞かせなどを行っている団体のネットワーク。
お話し会で取り上げてよかった本や、活動での悩み等の情報交換をしている。
その他、各団体の活動の報告を中心とした情報誌「ぶどうの木だより」の発行(年二回)や「絵本と児童書を楽しむ会」(毎月第二木曜日、「さくらんぼクラブ」と共催)も開催。
「楽しむ会」では、みんなで同じ本を読んで感想や意見を述べ合ったり、一人の発表者がテーマを決めて発表する。

※さくらんぼクラブ
山口県立大学構内にある地域文庫。平成9年山口県立大学附属幼稚園の閉園後、園内絵本図書館「さくらんぼ館」にあった2000冊以上の絵本をもう一度利用しようと、結成された。
絵本・児童書・紙芝居の貸出、週1回のさくらんぼ館でのおはなし会、月1回のおおどのおはなし会、年6回の図書だより「さくらんぼまにあU」発行、月1回の勉強会「絵本・児童書を楽しむ会」、月1回おはなし会に使う小道具作成「おはなしグッズ作り」、読み聞かせボランティアへの支援として無料でパネルシアターや備品の貸し出しなど行っている。










Posted by あっとほーむ at 21:45 | この記事のURL