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vol.41 中野厚志さん [2015年11月18日(Wed)]
今回は、山口市阿知須のこども家庭支援センター清光の相談支援員 中野厚志さんにお話を伺いました。

〜続けていれば、いつか誰かに伝わる〜

中野さん.jpg

〜プロフィール〜
 和歌山大教育学部卒業後、民間教育機関を経て、1998年に社会福祉法人清光園に児童指導員として就職。幼児、小規模グループホームなどを担当し、約12年間勤務。2010年3月に、こども家庭支援センター清光へ異動した。親子体験型の「こども元気塾」を主宰する。


●「こども家庭支援センター 清光」は、どんなところですか?
県内に4カ所ある「児童家庭支援センター」の一つとして、山口市阿知須の清光園に付置されています。
児童福祉法第44条の2に基づき、専門的な知識や技術を必要とする相談にも応じることのできる施設として、スタッフは児童相談所などの関係機関と連携して、24時間相談を受け付けています。緊急な場合の短期利用サービスとして、病気・出張・出産・冠婚葬祭・息抜きなどの理由で、保護者が一時的に家庭での子どもの養育が困難なとき、お子さまをお預かりして養育のお手伝いをしています。
同時に、地域に開かれた場として誰でも参加できる「座談会」や「リトミック教室」や「こども元気塾(親子体験型教室)」など、子育て支援活動にも力を入れています。

●今のお仕事につかれた経緯を教えてください
養護施設に12年間勤務しました。その中で、養護施設で過ごす子ども達が、入所する前に支援が受けられていたら、と考えることがたびたびあり、外に働きかけたいと考えていました。何か自分にできる支援があるのではないかと、在宅支援に力を入れたいと思いました。

●オレンジリボン運動(児童虐待防止運動)に力を入れられている中野さんのおもいをおきかせください
毎年厚労省による虐待防止啓発は実施されるものの、虐待の事件は後を絶たず、危機感を感じています。啓発月間にこだわらず、「出来ること」は、いつからでもやらないといけないと思います。
子ども虐待防止運動を支援するため、シンボルのオレンジリボンをデザインした自動販売機を設置しています。今月は、産婦人科の先生と中学校で、「生と性そして死〜恋愛も子育ても、生きていくのも覚悟をもって!〜」という性教育をしました。
少しでも早い気づきで、一人でも多く、事前に防ぎたいというおもいです。

●育児スキルトレーニングの講座について教えてください
アメリカで開発された「被虐待児の保護者支援」プログラムがもとになっています。子どもの問題行動に対して、怒鳴りつけたり手をあげたりする強制的なしつけでは親子関係が悪くなり、さらに言うことを聞かなくなるという悪循環を招きます。そこで、「肯定的なしつけのスキルを保護者が身につけること」で、問題行動を減らすというのが狙いです。
イライラしたときは、子どもと勝負しない。いったん距離を置いて頭を冷やす。子どもにわかりやすい伝え方を「意識的に練習する」と慣れてきます。



●お母さん達とどういう風にお仕事に関わられているか教えて頂けますか?
「敷居の低い、来やすい所、気安いところ」であると感じてほしいとおもっています。月に一度の座談会や読み聞かせ、季節ごとのイベントなど、お母さん達が気軽に遊びに来られる機会を設けるようにしています。

●子ども達にどんなふうに育ってほしいですか
小さなころのコンプレックスというのは、誰にでもあると思います。まわりの人に比べたら、自分のことをできないと考えてしまうかもしれないけれど、自分のできること、光るところをみつけてほしいと思います。どの子ども達にもキッカケやチャンスがあることを知ってほしいです。チャレンジすることで自分で自分を変えられることを知ってほしいです。


●子育て中のお母さん・お父さんへメッセージをお願いします。
子育てはいろいろありますが、なんでも抱え込まないようにというのが希望です。誰かは、自分のことを求めている。こたえてくれる人は必ずいます。

〜取材を終えて〜
子ども二人を連れての取材で、子ども達は、部屋中乗り物で走り回ったり大騒ぎでしたが、笑顔で優しく子ども達におもちゃを出してくださったり、子どもが楽しくなるようにして気遣ってくださいました。私がお邪魔した日は、お芋を焼かれて皆さんと食べられたようで、焼き芋のとってもいい香りがしていました。
地域の方と密着した施設で、気軽に遊びに行ける場所です。
中野さんは、「つながりを広げることで、未来を担う子ども達へ虐待の起こらない社会をつくっていきたい。そのお手伝いができたら有難い」と話してらっしゃいました。


DSC_1334.jpgDSC_1332.jpg

利用方法など詳しくは、HPをご覧ください。
http://s-seikouen.com/

あっとほーむ取材スタッフ じゅん

Posted by あっとほーむ at 20:46 | この記事のURL