アトリエ苗は臨床美術士 フルイミエコ が主宰する臨床美術のアトリエです。
大人、子どもの講座 デイサービスなどへの出張講座 イベントとしての単発ワークショップ 臨床美術の魅力が早分かりの「臨床美術セミナー」 講演会講師 など 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.clinicalart-atelier-nae.com/ |
みなさんこんにちは。
アトリエ苗を主宰しているフルイミエコです。
油絵を専門に絵描きをしています。
2005年に臨床美術に出会い、「これは素晴らしい!」と感激。
関西での臨床美術の普及のために立ち上げた団体、京都<臨床美術>をすすめる会の代表として2017年4月末まで10年活動しました。
今はその後を引き継いだ京都<臨床美術>をすすめるネットワークの代表をしています。
2020年の年初めにあたり、いまのこと、これからのこと、少し書きます。
子どもの頃から絵を描くことが大好きでした。周囲の環境のおかげでそのまま大人になったような私です。
30歳ごろから油絵を描いています。ずっと個展で作品発表をしてきました。
今年で52歳になります。応援してくださる方のおかげで、最近は絵を紹介していただける機会も増えてきました。
私は絵は観る人に力を与えるものだと信じています。私も絵にパワーをもらって生きてきました。「良いなあ」と感じる気持ちが、人や世界に対しての信頼を私の中に育んでくれたと感じています。
私も少しでも良いものを創り出して、誰かの役に立てれば、、、そんな気持ちです。
今年も展覧会がたくさんあります。
今まで応援してくださった皆様に感謝しつつ、全力で絵を描いていきます。
同時に私は自分自身がそうであったように、描くことによって人が元気になったり、リラックスしたり、描いている人自身に返っていく「良いコト」がたくさんあると感じています。
絵は専門家だけの特権ではない。誰もが絵を楽しみ、自分を解放することができます。
表現の喜びをたくさんの人に伝えたい。これも絵に対する私の情熱のひとつです。
それは私の場合、「臨床美術」という優れたアートセラピーとの出会いで、現実的なものになりました。
私は臨床美術士として、仕事をしています。
ステージは2つあります。
そのひとつは臨床美術の普及のために2006年に立ち上げて、10年続けた「京都<臨床美術>をすすめる会」。
今は初期の仕事を終えて「すすめるネットワーク」として京都の現場の維持と、臨床美術士の交流、自主的な学びの場を提供する活動をしています。
年3回実施している例会は、昨年も毎回25名程度の参加があり、新しい臨床美術との出会い、臨床美術士同士のつながりの場になりました。
現場を運営してくれている臨床美術士、例会の運営をしてくれている事務局のメンバーに深く感謝しています。
今年も一緒に京都の臨床美術士それぞれの活動の向上の助けになるような動きをしていきます。
また私が担当している京都府立医科大学神経内科での講座は今年で12年目になります。認知症の方と介護家族が参加する数少ない講座として、臨床美術全体の発展につながるような実践をすすめていきたいと思います。
もう一つは私の個人事業であるアトリエ苗です。
事務所は京都西京区の自宅、そして北区の烏丸北大路にはアトリエ苗北大路があります。
アトリエ苗は臨床美術の普及と実施の京都のセンターとして役割が果たせるように目指しています。大人と子どもが参加できる臨床美術講座を開講し、老人ホームや高齢者、障害者のデイサービスなどへ出張講座もしています。
アトリエ苗の講座と、出前講座での毎月の臨床美術参加人数を数えると、現在300人を超えるようになりました。
開催してくださっている施設の皆様、仕事をしてくれている臨床美術士のチームの皆さんのおかげです。ご理解と共感、ご協力に感謝します。
アトリエ苗の経営には、正直たいへんな面もありますが、臨床美術を必要としている人へ届けることができるということには、私は大きな意義を感じています。また臨床美術士が職業として自立していく手助けにもなればと願っています。
今後も臨床美術を認知症予防や改善、子ども達の感性教育、ビジネスマンのメンタルヘルスケアなど様々な場面で役立てて頂けるように、各方面の方々とのつながりを大切に仕事をすすめていきます。
以上のことをやっていくのはそれぞれに責任もあり、自分でも「大丈夫か私?」と思うほどのことですが、自分の身体も労わりながら、時には息抜きもしながら、今を楽しんで仲間と一緒にやっていきたいです。
この先に、また新しい景色が見えることを信じて。
2020年1月
フルイミエコ
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