本音でトーク♪
「子ども時代をどう生きるべきか」座談会を開催しました。日時:12月13日(火)13:00〜15:00
場所:コムズ3階会議室3
参加者:学生6人
【内容】
子どもを取り巻く社会環境や子育てに関して、親や地域、学校等が抱える問題は現在、ますます増加の傾向にあります。このような問題に対し、今を生きる若者たちの生の声を語る場にしたいと考え開催しました。
※今回の事業は平成23年度愛媛県「三浦保」愛基金の助成により実施するもので、子どもたちが健全にすくすくと育つための次世代の子育て環境の改善に役立てていこうと考えています。
【第一部】
本当のところ若者はいまの子どもたちのこと、自分たちが子どもだった頃の環境についてどう思い感じてきたのかKJ法によりポストイットに記入してまとめてみました

◆自然
自然と触れたっかった山・川
住むところの周りがコンクリート
◆遊具
遊具が危ない(2人)
公園でボールが使えない
◆しつけ
お手伝いとか自分のことは自分でするって大切
怒られたのは結構忘れない
今の子どもは忙しい
親が関わり過ぎない方が良い
習い事は好きでやっているのではない
◆教育
アウトプットの場 ゆとり教育は意味あったのか 子どもの時からパソコンか・・・
学校⇒正解○、社会⇒正解ない 運動不足
加点方式ではなく減点方式のように感じる 怖い先生や体罰は多少必要だと思う
学校でもっと人生の選択肢を教えてほしっかた
壁を感じる(先生に対して)
喧嘩を叱り過ぎ
不登校=悪い?
体育の授業嫌いな子がいる
すぐ「できない」と言う
一人っ子は話べたって本当?
◆親の環境&子どもの個性
大人の目が届かないことも大切かな
親ともっと外出したかった
子どもがやりたい事を応援してくれる親
モンスターペアレントが増えているので怖い
子どもの時に海外に行きたっかった
子どもを守りすぎるのは・・・
保守的に傾き過ぎるのは・・・
貧しくても明るいっていいよね
すぐケガをする
◆地域の関わり
友達のおばあちゃんちに駆け込んだ
遊び場が少ない
公園がジャリ
工事現場で遊んでいた
芸術に触れたっかた(音楽・絵)
松山の子どもはどこで遊ぶの?
場所がない
人の土地で遊んでた
クリエイティブな活動を!
治安の悪いニュースが多い
友達の作り方が良く分からない
お祭りに参加しにくい
交通量が多い
自転車や一輪車の練習場所が少ない
【第2部】
話し合う中で、
「加点方式ではなく減点方式のように感じる」に焦点をあてることになりました。
就活真っ只中の学生にとって、企業がどのような視点で採用を決めるのか!が一番気になる点のようだ。誰もがリクルートスーツに身を飾り、同じようなしゃべり方、いったい企業は何を求めているのか???
ある学生は「やっぱり企業も
減点方式で社員を決めてるんじゃないですか?」
就職の決まったある学生は「面接の時はそんなことは感じなかった。良い所を見つけるような面接だったので
加点方式だと感じた。」
小学生の頃の教育はどうだったのか、中学生の時、高校生の時は・・・。
彼等の話を私なりに要約すると、
・100点取る子が良い子なのでやはり基本的に学校は
減点方式なのでは
・体育の先生で大好きな先生がいたが、良いところをほめてくれた。
加点方式の先生もいる
・大学は
加点方式だけど、それに比べるとやはり小学校、中学校は
減点方式のように感じる
・先生からしたら、すべて
加点方式を取るのは大変。
加点方式も
減点方式も両方バランス良く必要
・学校のルールを守らない子が怒られる。(廊下を走る、喧嘩をする)それは
減点方式?
・塾の先生はいろいろな事を教えてくれて大好きだった。
加点方式だったから?そして今もお世話になっている
・小学校時代が一番楽しかった。毎日学校でも遊んでた気がする。学校が楽しいのは
加点方式に繋がること?
【今回のワークショップの結果報告】子ども時代をどう生きるべきか
〜加点方式的教育を目指すために〜1.地域活動への参加 地域のおじさんおばさんと関わることで、加点的関わりも学校と家庭だけよりも増える
2.親や学校への理解 加点方式を取り入れるには、今までの減点方式的に教育していた大人の理解が必要
3.行動する⇒加点 行動しない⇒減点 今までは行動しなくても親や先生の指示通りに動けば減点されることはなかった。加点方式になるということは、指示通りでは評価されないことになり、人とは違った発想や行動をとれる人材が評価されることとなる
4.先生⇒クラスから先生⇒生徒へ 現在の制度では一度決まったクラスは1年間変わらなかった。そのクラスでいじめられていたとしても、のがれることができない。大学のように、授業ごとにクラスが変ればいろいろな人と関わることができ、人間関係のトラブルも減るし、友達を選ぶ自由度も増す
5.違う学年との交流 低学年にとって、高学年のお兄ちゃんお姉ちゃんは尊敬できる存在だったりすることが多い。また、同学年のみよりも人間関係が広がるのでそれだけ視野が広がる。これも大学に学んだ提案。
6.出来たことをほめる 小学生の頃の思い出を振り返っても、大好きな先生にほめてもらえることは子どもの人生に大きな影響を及ぼしている
7.とわいえ文化は大切 今までの教育について話してきたけど、どんな方式になっても「日本の文化」「社会のモラル」は絶対伝えるべき。そうしないと大人になって困るし、困った大人がますます増える
8.大人の行動を見て文化を学ぶ 「日本の文化」「社会のモラル」は絶対伝えるべきだけど、それは教育と言うより、大人の背中を見て子どもは感じるもんだと思う。自分たちも子どもたちに伝えることにできる大人にならないといけない。
9.カタリバ(小・中・高) もっと、異年齢が本音で語れる場が必要なんだと思う。いろいろな人との繋がりが加点方式につながる教育に繋がる
10.憧れ 子ども達が「憧れ」に感じる大人がもっといないといけない。その憧れを目指して勉強したくなったり、行動したくなったりするんだと思う。
11.いいお兄ちゃんって? そう考える、自分たちが良いお兄ちゃんにならないといけないんだね!自分の弟、妹にとっても重要な存在がお兄ちゃんなのかもしれない。
※皆さん本当にありがとうとうございました。この貴重な意見を、今後活用させていただきたいと思います。この内容に関し、ご意見ご感想がある方はメールでお問い合わせください。
NPO松山冒険遊び場みんなだいすき!事務局
tomo_taku2009@yahoo.co.jp
まつやまNPOサポートセンターのブログにも掲載しているので見て下さいね
https://blog.canpan.info/saposen/archive/212