2021年2月22日(月) 〜 お詫びと訂正 〜 前回投稿の記事で、
たかうちコースの地割れ箇所について、業者が山で伐採作業中であることを電話で聞いて、
伐採済みとしてブログ更新いたしました。ところが本日、確認のために現場を訪れましたところ、伐採したのは、こことは無関係の地点の倒木及び倒木候補の枯れ木で、肝心の地割れ地点は手つかずだったことが分かりました。
先日一緒に行動した町の担当者が、昨日の作業にも立合った由なので、当該担当者に問いただしたところ、ここの立木については、もっと様子を見てからでいいと判断した由。小生の説明不足が招いた誤解だったと思いますが、どうやら地割れは地震だけが原因と考えているようで、事の緊急性を理解していただくには説明不足でした。
ここに、去る17日、町担当者及び日下氏と共に現場確認した時の写真と、先ほど撮影してきた写真を載せます。
こちらが先ほど撮影したものですが、伐採はされていません。
いずれにしましても、取急ぎ、
間違った情報を自信たっぷりにブログ投稿した不明を恥じて、ここに深くお詫び申し上げ、訂正をお許しいただきたいと存じます。
さて、少し冷静にこの地割れについて考えてみたいと思います。まず現実的に、
深山は大変地震に強い山で、10年前の大震災の後の大きな余震の際、小生自身頂上で体験したのは、妙な音波のような響きだけで、揺れは全く感じなかったという経験があります。
深山/鎮魂の鐘を石積みで建立することに不安を感じなかったのも、このように地震に強い深山を信じていたからでした。そして本日、登りは亀石コースでしたが、コース名のいわれとなった
亀石近くに、小生が積み上げていた石の
いたずらオブジェの石ころたちが、ただの一個も落下した気配がない(写真参照)ということも、その証左となると思います。
平地における激しい揺れからは想像しにくいことでしょうが、これが現実なのです。例えば平地の
少年の森のすぐそばの
深山神社では、このたびも灯篭2脚が、10年前同様に倒壊していました。
さて、ここにもう一度現場の写真を引用します。
見てお分かりのように、路は狭くラクダの背のようになっていて、両サイドが切り立った斜面です。両サイドの、特に南側(画面右側)の大きな樹木は、奥が天狗巣病を発症しているヤマザクラの大木で、手前がナラ。北側の白い若木の群れは多分イヌシデの類と思われますが、いずれも生木で枯れてはいません。長年ここを通って見てきていますが、当然ながら年を追うごとに成長し、しかも傾きが増しています。地中の根っこは木の重みと傾きにやっと耐えていて、豪雨で重みが増し、強風に煽られれば悲鳴を上げます。その悲鳴が今回の地割れと考えられます。根が浮き上がり倒壊の兆しを見せているのです。まして間もなくやってくる若葉のシーズンに樹冠の重さは何倍にもなるでしょう。耐えられるはずがありません。お願いです。直ぐに伐採してください。
枯れ木ではないので、伐採しても切り株は枯れません。天然更新で切り株から若木が生えます。そしてあまり大木にならないうちにまた伐採が必要になるでしょう。そういう風にしてこの遊歩道は守られます。
※ 再度の話し合いの結果、地権者とも相談して、なるべく早期に処理することを約束してくれました。地権者からは、遊歩道として借り受けているのですから、管理のための伐採は、借りた側の当然の義務ではないかと、小生などは考えるのですが、そうではないようです。気がもめますが、信じて待ちましょう。
以上、お詫びとご報告でした。ご勘弁ください。