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あれから9年 [2020年03月12日(Thu)]
2020年3月11日(水) 〜 あれから9年 / 祈り / 虹 / 深山ノート / 花芽 〜

 もう9年なのだ。あるいは、まだ9年なのだ。今年も、それぞれの思いを込めたその日が来た。9年前のあの時刻に合わせて、鎮魂の鐘を鳴らそう。多くは午前中に済ませてくれたようで、この時刻の先着は見知らぬ方ばかり4名。合計6名。時刻前にさとう宗幸さんの歌「ああ深山の鐘」を3回ほど流し、14時46分、下から響く防災無線のサイレンに合わせて鎮魂の鐘を鳴らし、黙祷を捧げる。「涙が出た」と妻。それぞれ鐘を鳴らし終えてから撮らせていただいた記念写真がこれ。唯一分かったのは、ハンチング帽の男性が柴田町の方であること。皆さんありがとうございました。
 「ああ深山の鐘」こちらから
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 集合写真が終わって間もなく、鎮魂の鐘から下界に向けたカメラのファインダーにが現れた。皆さんに知らせた。歓声が上がった。寸前に細かな涙雨が降ったのが功を奏した模様。15年ほど通い詰めた深山頂上から、地元の町に架かった虹を見るのは初めて。吉兆であれと願う。この写真の左端に山元町の合同慰霊碑が含まれる。ここで予定された公式慰霊祭は、世界中に恐怖をまき散らしている新型コロナウイルスのせいで中止となり、各自献花となった。下界で見る虹は海にかかっていたろうか。
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 四人が姿を消すころ、若い男性が現れて鎮魂の鐘に立った。後ろから撮ったシルエットの向こうに、未だ虹はあって、鐘の音と調和した。
2020-03-11 (45)OK.jpg

 
 頂上のあずまやの寒暖計は9度を指す。午前町の強風も止んで、時季外れにあったかい。「深山ノート」をめくれば、午前中に鐘を鳴らしてくれた人のメッセージが二つ並ぶ。一つは地元山寺区樋口区長の筆跡。長岡への優しい気遣いが記されている。ありがとうございます。
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キクザキイチゲユリワサビカタクリヒメカンスゲ、そしてショウジョウバカマさえ、一斉に花芽を吹き始めた。どんな一年になるのだろう。
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2020-03-11 (2)ユリワサビok.jpg

2020-03-11 (4)カタクリ合成OK.jpg

2020-03-11 (5)ヒメカンスゲok.jpg

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