2021年6月26日(土) 〜 山元ルート刈払い / そして残念な道標 〜 名取トレイルセンター主催の刈払い催事が行われた。
みちのく潮風トレイル山元ルート中、
明通峠から
深山頂上まで約4q。本年で3回目となる。9時少年の森集合、町のバスで明通峠まで移動、そこから深山頂上に向けて刈払い作業を行いながら南進する。全17名の参加。
最初の写真は
深山山麓少年の森集合時。
キャプテンの挨拶。
名取トレイルセンターの西澤さん。腰に鎌を挿したうしろ姿は
東北地方環境事務所の自然保護官補佐・富樫さん。
町商工観光交流課/観光交流推進班のお二人。
本多さん(左)と
久祢田さん。
この後、
深山を愛する会の
望月さんの指導による準備体操。そして町で手配してくれたバスに乗り込む。
明通峠の登山口は、当法人の
砂金理事により2度にわたって刈払いされ、きれいになっていて大助かり。この登山口を含め、作業中の写真は一切なし。なにせ作業に夢中だったから・・・。写真は
トンネル山(仮称)の休息時、10:50。一枚目、右から二人目のうしろ姿は当法人の新会員・
角田市の南部さん。元角田市役所職員で地域の山地の地理や地名来歴等にめっぽう詳しい。コース中の
雷神山/
山家山の看板も南部さんの手配による。
深山頂上、ランチの後の集合写真は
深山/鎮魂の鐘で、12:45。多くは
深山を愛する会の皆さん。最前列中央の長岡は後のショットとの合成による。
少年の森下山・解散13:30。予定より30分早い。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 解散の後、さらに加わったお二人の自然保護官に向けて、長岡より、用意した書面を元に少々お願い事をする。ずっと気になっていたコース上の二カ所の道標について、深山鎮魂の鐘が無視されているのは残念であるということ。一つは明通峠の登山口のそれ。四方山に向けての表示と、南に向けて深山山麓少年の森と表記されているのみ。もう一つは深山山頂間近のお太鼓峠のもの。鎮魂の鐘にあと一息なのに、その表示がなく、知らないハイカーはここから深山山麓少年の森に向けて下山することになる。環境省によるルートマップ上でも、深山鎮魂の鐘は明らかにルート上の重要スポットのはずだが、それが無視された形になっているのが無念でならない。前夜大急ぎで用意した書面の宛名は東北地方環境事務所所長殿。いい返事を期待するものだが、この場での感触は固い。
みちのく潮風トレイル山元ルートの設定に当たって、環境省主導による当時のワークショップのことを思い出す。4グループそれぞれから真っ先に推薦されたのは深山鎮魂の鐘。それによって現在の山元ルート(明通峠から深山鎮魂の鐘への尾根道、そして少年の森)は決定されたのだった。そしてその後の我々の奮戦ぶりを思い出す。鬱蒼として判別困難の登山口の整理とコース上の数多い倒木処理。何日も通い詰めの努力の末、期待に胸を膨らませて待った正規の道標。そして落胆・・・
2年近く黙ってこらえてきた。しかし言うべきは言わなければならない。理は通さなければならない。そう思っている。不足分を補うのはその後の話。
少年の森に設置された案内板の立派さに多少の癒しはあったものの、それとは裏腹の道標はいかがしたものか。
参考までに写真を載せます。先ずは少年の森、深山神社入り口に設置された案内板。ここでは鎮魂の鐘は大切に扱われていてひとまずほっとするのだが…
これが明通峠の道標。四方山への表記と深山山麓少年の森への表記のみ。
これがお太鼓峠の道標。四方山へと深山山麓少年の森への表記のみで、あと100b足らずではあるが視野には入って来ない深山鎮魂の鐘への表記はない。地権者山寺区の樋口区長も強く改善を望んでいるのだが・・・
道標の設置が、地元の人間の案内なしに行われていたことを指摘したが、その点については施工側の非を認めていた。さてどうなるか・・・
参考:ルートマップ上の記載より