小雨の中の草花いろいろ [2021年08月30日(Mon)]
2021年8月22日(日) 〜 小雨の中の草花いろいろ 〜
深山から馬船峠間の記録だが、一周間以上の遅れになってしまった。小雨の中にたたずむ草花の風情も一段といいものなので、敢えてご紹介。なにせ種類が多すぎ。 先ずはやっと盛りを迎えたタマアジサイから。 足元に目立つのは花柄(かへい)をつけたままのミズキノ果実、そしてマタタビの虫えい。 ノブキ。この花の種はいずれヒッツキムシとなってハイカーの足元に張り付く。 カラスビシャク 鎮魂の鐘の石積みにそっと置かれたのは絵の描かれた小石。だいぶ上手になった。一種の奉納か。 ツリガネニンジン コバギボウシ。この種のうち、オオバギボウシは通称ウルイといわれ、食感のいい山菜。深山山中ではあまり見かけないが、コバギボウシをウルイと混同している人も多いようだ。 ヒメキンミズヒキ クサギ。いずれ宝石のような青い実をつける。 フジ。深山頂上、三角点の北側縁辺のクヌギの枯れ大木に垂れ下がったのはフジの豆果。クヌギは西側の同様の一本と共に近日中に伐採される運命にあるから、このフジも、そして前述のクサギも命運が儚い。 深山頂上と北縁辺の見取り図 またぞろツルボがわんさと顔を出した。 間もなく季節を終えるキツネノカミソリ キツネノカミソリとツルボ、そして小雨に霞む鎮魂の鐘 さくら平の南端の大きな倒木。これもナラ枯れにあったクヌギ。当方で処理する予定だったが、町で実施るると連絡があってそのままになっている。実際は今日の予定だったが来週に変更になった。 鷹討山に向かう径はキツネノカミソリに彩られて淡い。 例年より数を増して嬉しがらせてくれたレンゲショウマ 今年もマンネンタケ(霊芝)の元気がいい。 鷹討山(たかぶつさん)の頂上はフシグロセンノウの名所と言える。 オヤマボクチが可愛らしい花芽をつけた。 この山中、数は豊富だが花をつけるようになるのはいたって少ないツルリンドウ。 ナガバノコウヤボウキが線香花火のような花を開かせ始めた。 こんな鉄棒で殴られたらさぞかし痛かろう。コオニシロタケ ヌスビトハギのか弱い花。 |