特別功労者・やっと表舞台に [2020年02月07日(Fri)]
2020年2月2日(水)
![]() ![]() 今からほぼ5年前の2015年4月、この深山/鎮魂の鐘の建立は成った。全国から800件ほどに及ぶ温かいご支援を得ての結果だった。そして、鎮魂の鐘テラス壁面の桜御影石には、「特別寄金者ご芳名」として60件近い高額寄付者のお名前を刻印させていただいた。しかし、2015年の竣工式の後も、実は多額の負債が残り、月々少額の返済を続けていた。幾多の困難を伴う難工事を、利益度外視で完工してくれた請負業者へ、これ以上の負担はかけられないと頭を抱えていた。そして、ある篤志家が現れ、一挙に決済の運びとなった。その人の名は石川日出夫氏。角田市の老舗建設会社として知られる石川建設(株)の社長であった。当法人の役員、毛利良子さんの仲立ちによるものだった。しかし山頂の事でもあり、御影石への追加刻銘は叶わない。そのこともご承知の上でのありがたいご支援ではあったが、何とかそのお志の大きさを後世に伝える手立てはないものかと思案を重ねてきた。そして、苦肉の策ではあったが、やっと今回の運びとなった。ステンレス板にご芳名をエッチングして、桜御影石の余白に固定するという方法だ。 ![]() ![]() |