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GAPで輸出を増やした野菜農家の事例(3年間で1400万円増!) [2023年07月08日(Sat)]
GAP総合研究所 所長の武田泰明です。

先日のメルマガで、「円安の今こそ、日本産農産物の輸出の好機!」という話をしました。

★GAP認証 取得等支援事業 農水省補助 6月9日公募開始 [2023年06月13日(Tue)]
https://blog.canpan.info/asiagap/archive/149


全く遠い世界の話と受け止めた農家・JAの方も多かったようなのですが、一つ事例をお話ししましょう。


鹿児島県で2000年代に新規就農したA農園は、24aの面積からスタートしました。

2016年にGAP認証を取得した段階で22haまで拡大し、2021年には38haとなっています。
法人化はしていませんが、キャベツを主力とし、卸売市場への出荷を中心に行っています。

GAP認証取得のきっかけは取引先からの紹介でしたが、認証取得後にコンビニエンスストア向けの出荷や飲食店チェーンからGAP認証を条件に取引が始まり、2019年にはGAP認証を要求するシンガポール、タイ、香港、台湾、マレーシア、マカオの小売業に輸出している卸売業者との取引も開始しました。

2021年には輸出だけで約1400万円の金額となっており、年間売り上げ(7500万円)の約2割を占めるほどに伸長しています。
取引価格は輸出先によって異なり、特別に高い価格で取引ができているわけではないですが、国内の市場のような相場による大きな変動もなく、安定した価格で、安定した出荷数量が確保できています。

拡大しているアジアの消費市場は今後も有望な出荷先であると考えています。アジアの成長とともに、同社も成長できると考え、今後もGAP認証を求める取引先には積極的に対応していきたいとA農園は考えています

2023年、円安が続く間は、同じ100円のキャベツもドル換算で安くなります。
A農園の輸出競争力は高く保たれるでしょう。


その他、GAPを活用した経営改善効果は様々あります。
以下の事例集をご参考ください。

■GAPの取り組みで経営改善 ーGAPによる経営改善事例集ー
企画・制作:JAグループ福島
監修:GAP総合研究所

https://www.ja-fc.or.jp/gap/pdf/gap05.pdf


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Posted by GAP総合研究所 at 10:30 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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