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ロンドンオリンピック組織委員会Dr.Marvynから、Food Visionや食材調達基準について話を聞いてみた [2015年08月18日(Tue)]
アジアGAP総合研究所 所長の武田です。

東京オリンピックの食材調達基準がどうなるか、多くの方が関心を持っているようです。
前回のメルマガも多くの反響を頂きました。

■東京オリンピック・パラリンピック2020 選手村の食材調達基準でGAP認証が使われる可能性 [2015年08月05日(Wed)]


先日、ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会の委員で、リオ大会でもスーパーバイザーを務めるDr. Marvynの話をお聞きする機会を頂きました(JAB:日本適合性認定協会にて)。

https://twitter.com/takedayasuaki1/status/631000804493692930

食材調達基準そのものについては、上記の私の前回のメルマガで書いた通りですので参照頂きたいのですが、その背景にあったオリンピック組織委員会の思いなどもお聞きできたので、いくつか共有したいと思います。
東京オリンピックのFood Visionを作るのにも参考になると思います。

(1)オリンピックは一過性のイベントであり、大きなお金もかかる。そのため、オリンピック後に何が残せるか(レガシー)に注目して、様々な意思決定をした。
例えば、オリンピックを通して英国の外食業の管理レベルを高める、というのも大きな目標であった。それは成功し、レガシーとして英国に残すことができた。

(2)ロンドン大会では2000億円の調達があった。そのうち、7割が中小企業からの調達だった。2000億円すべてを本部が細かくコントロールするのは現実的ではないので、Food Visionなどを通して、いかに調達経路全体に影響を与えるかが重要だった。

(3)調達のテーマに持続可能性(環境および経済性)を置いた。持続可能性を確保するために、一つの基準ですべてまかなえるものではなく、様々なサプライヤーの成熟段階に応じて管理していくアプローチが必要だった。

(4)Food Visionの作成はオリンピック開催の5年前に行った。Food Vision策定のために18か月を要した。かなり前広に策定しないと、農業界や食品業界がついてこれない。東京大会のFood Visionも急いだほうがいい。

(5)食材には、できるだけ英国のものを使うように求めた。英国の農産物をアピールしたいという理由と、低炭素オリンピックとして物流によるCO2排出の多い輸入品を減らすためであった。調達基準であった英国GAP・レッドトラクター認証を輸入品には要求しにくかったため、同等の基準認証であればよいとした。

(6)Food Visionには環境保護も入っている。オリンピックから出る廃棄物の44%は食品関連である。そのため、例えばオリンピックのパートナーであるマクドナルドには、消費者が食べ残さない工夫を求め、提供する一人分の量などを見極めたとのこと。選手村のビュッフェでは、流通段階の廃棄ロスを減らすために規格外の野菜も積極的に使うよう求めた。


Dr. Marvynからは、経験に裏打ちされたオリンピックの食材調達や様々な理念をお聞きで来て有意義でした。

日本でもみんなでFood Visionづくりをやりましょう。

2028年にどこでオリンピックが開催されるか分かりませんが、東京2020のFood Visionが参考使われるぐらい良いものが作れるといいですね。


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