• もっと見る

私がJGAPを好きな理由 [2022年04月26日(Tue)]
GAP総合研究所 所長の武田泰明です。

私は2006年から2014年まで日本GAP協会の初代事務局長を務めておりまして、それを後任に譲って早7年が過ぎました。

退任後は農場経営をしつつ、NPO活動として、広くGAPの普及に努めてきました。
JGAP、ASIAGAP、GLOBALGAP、都道府県GAPを問わず、基本的にGAPはどれも良いものだと思っています。


今でも、特にJGAPへの思い入れは強いですね。
理由の一つが、「JGAPの理念」に書かれている内容です。

慣れてくると、あまり見ないかもしれませんが、JGAP基準書の1ページ目に記載されています。

=JGAPの理念 抜粋=

安全な農産物の生産、環境に配慮した農業、農業生産者の安全と人権の尊重、適切な販売管理を実現するための手法としてJGAPは開発されました。

農産物の安全を確保して消費者を守り、地球環境を保全し、同時に持続的な農業経営を確立することがJGAPの目指す最終的な目標です。

==

「JGAPの理念」は、2006年に作られました。
SDGsなんて言葉もない頃から、それに近しい理念を掲げていました。

さらに特筆すべきは、「持続的な"農業経営"」が目標に含まれていることです。
食品安全・環境・労働安全・人権とともに、持続的な農業経営も両立させると言ってます。

確かに、「持続的な"農業経営"」なくして、「持続可能な農業」は難しいでしょう。


最近、EUが出した新しい食品産業政策「Farm to Fork戦略」には、以下のような文言が含まれます。

★(EU内の)フェアトレードの推進

★サプライチェーンの中で公平な経済的見返りを生み出し

★食品の値引き販売によって人々の食品に対する価値感を過少にさせないこと

EUが持続可能なフードシステムのグランドデザインを描く中で、「持続的な農業経営」にも配慮する姿勢を感じます。


SDGs + 持続的な農業経営=JGAP

2006年に作られた「JGAPの理念」は、現代でも色あせない、とても先進的なものだったと思います。


*引用ジェトロ「EUの新しい食品産業政策「Farm To Fork戦略」を読み解く 一段と明確化される持続可能性と環境重視の方向性」
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/a718804066114a95.html?fbclid=IwAR3edClRl_k8hU_Y004DMWd7EiBCAGM__QBQ8Z4tAGViVpzqfySTNDfXcyg


■■ 最新の GAP 研修日程 ■■

★研修参加のお申し込みは、こちらまで

https://asiagap.jp/kenshu/kenshu_schedule.html

問い合わせ電話番号 029-893-4424

======================

<<GAP総合研究所>>
日本唯一のGAPのシンクタンクとして、GAPや農業に関する情報提供を行う公益団体です。
特定のGAPに偏らず、実際にGAPを導入する事業者の方の希望に合わせ、広く対応しています。

農業者の方やJA、都道府県からGAPに関する様々なご相談を日々お受けしております。
その他の関連業種につきましても、会員を中心に対応しております。
お気軽にご連絡ください。

https://asiagap.jp/

---------------------------------------------
認定NPO法人 GAP総合研究所
info@asiagap.jp / https://asiagap.jp
●つくば事務所&研修センター
●東京リエゾンオフィス(グランイート銀座内)
●台湾事務所
●香港事務所
---------------------------------------------
GAP総合研究所のメールマガジン(無料)を読んでみよう!

>>GAP総合研究所の研修スケジュールはこちら

---------------------------------------------
Posted by GAP総合研究所 at 10:00 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント
検索
検索語句
タグクラウド
プロフィール

GAP総合研究所さんの画像
https://blog.canpan.info/asiagap/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/asiagap/index2_0.xml