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2020年09月14日

「子育て支援」で思うコト

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私は子育て支援という言葉が大っ嫌いで、
特に自分の住んでる町のスローガン
「子育てするなら日本一」というのが本当にいやだった。

その理由は2つある
ひとつは、子育てをするというコトは、支援されなければならないものという概念が
暗黙にあって、母親には手厚い行政支援が必要と言わんばかりのことだったから。
そりゃ子育ては母親一人ではできませんよ。もちろん、手助けは必要ですよ。
でも、バリバリ社会人として働いていた女性を、子どもが生まれたからといって
いきなり「たいへんよね、お母さんえらいね〜」と上から目線で支援するのは、
どうなの?って思ったわけですよ。
そして「今ドキのお母さんは、○○で」と困った顔で言われたって困ります。

2つ目は、保育園の期限が切れて、でも再度家の事情で預けなきゃいけなくなった事があった。
その時、私の住んでる保育園には空きがないということで、預かってもらえない。
じゃどうしたらいいのかと相談したら、
「自分で探してください」と当時の町立保育園園長に言われました。
そして、参考になる保育園情報も渡されなかった。
その時のショックはものすごくって、悲しくて、くやしくて
家でうぁんうぁん泣いたの覚えてる。
その後、いろんな人に聞いて調べて近隣の保育園を探して、電話して、
なんとか面倒見てくれる保育園さん見つけて、
私は個人事業主として仕事ができるようになった。
結局、2人目を出産してから心身の健康を崩し、当時やってた事業も休むことになったけど
今思えばあれが、私が子育て支援の仕事をしている原点だなぁって思う。

あの出来事なかったら、今の活動なかった。
ん?じゃよかったのかもしれない。
人生、わからないものだね。
過去の経験の価値は今の自分が決める。
うん、その通りだ。
posted by 伊藤和美 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動について
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