「セロ弾きのゴーシュ」練習用動画撮影
[2022年07月25日(Mon)]
稽古公開しています
劇団あしぶえの稽古スケジュールをアップしました。
あしぶえでは、稽古を公開しています。 見学は無料ですので、お気軽におこしください。 なお、日程が変更になる場合がありますので、事前にお問い合わせください。 スゲジュールは、下記の通りです。 https://www.ashibue.jp/training
劇団員照明勉強会 「役者が照明を学ぶ」ことで、新たな気づきが!
今月は、稽古に合わせて照明の勉強会を開催しました。
役者も照明仕込みができる劇団は、そんなに多くはありません。 あしぶえでは、「セロ弾きのゴーシュ」を30年にわたり上演してきました。 役者も、どの場面でどんな照明が当たっているかということは知っている作品なので、この作品を題材に照明仕込みを学ぶことに。 今回の研修に向けて、安全のため、6名分のヘルメットを準備。名前と血液型のシールも貼って、準備万端。 ミーティングルームでの座学を終えて、いよいよ、舞台での研修がスタート。 しいの実シアターの舞台には3列のサスペンションライトバトン(サスバトン)があります。 そこから吊り下げられている照明の灯体のうち、今回は3番目のサスバトンをおろして、照明プランをひとつひとつ確認しながら、ケーブルをバラシしたあとつないでいきます。緊張の面持ちでケーブルがたわまないよう巻き付けながら、全てつなぎ終わると、ほっと一息。 次は、灯体にカラーフィルターをセットする作業。フィルターを付けないナマなのか、何色のフィルターをセットするのかと、慎重です。灯体によって、フィルターのセットの仕方が異なっているので、これはどうやってセットする?とパズルのように悩んでみたり・・・。 最後の1枚のセット完了で、「はい、できましたね」との言葉に、思わずみんなの表情がほころび、拍手! 続いては、実際に、照明卓を操作しながら、設定どおりに灯りが点くか確認。 そして、サスバトンを吊り上げ、舞台に飾る小道具をセットして、灯りの当たり方を確認しながら、角度を微調整していきます。 「こうした作業を体験することで、これまで役者として舞台に立ち、自分に当たっている照明が、こんな風にしてできていたのかということで、ストンと腑に落ちる。そして、演じているときの立ち位置を改めて確認することもできる。」と、演出の土筆さん。全員「とてもいい学びだったあー」と。 そして、こういった学びを、今後もどんどん進めていくとのことでした。
サツマイモ 育ってます、きっと!
リモート稽古こぼれ話
今、劇団あしぶえではリモートでの稽古にチャレンジ中です。
実は、「セロ弾きのゴーシュ」は、今まで199回上演してきました。 ということは、今年は200回記念! そこで、コロナ対策として野外公演にチャレンジしよう!と計画を練ったのです。 今回のゴーシュは、動物役のキャスト4名を一新! ということは、それぞれの役者同士が台本の読み合わせから稽古していかなければなりません。 ところが、コロナ禍のなか、県外から稽古に通ってくる役者が5人もいて、 みんなで集まって稽古することができないのです。 そこで、登場したのがLINEのビデオ通話を利用したリモート稽古。 松浦ゴーシュと上田ネコの二人が、夜、自宅でリモート稽古をしていたときのことです。 ゴーシュがネコをいじめるシーン! 松浦ゴーシュの母上が、「なにごと?!」と襖をガラリ! 上田ネコは、「お母さん!うるさくて眠れん!」と娘さんから苦情。 そこで、車の中で稽古したとのこと。 ぜひ皆さんもその様子を想像してみてください。 夜半、ルームライトもつけない車の中で、ゴーシュにいじめられているネコを演じる上田さん。 「インドの虎狩り」の音楽に悶絶するネコ。 それは、スマホのライト、怪しい光に浮かぶ、あばれる女。 もしも、通りかかる人がいたら、「事件?」と思ったに違いない! それからの稽古は、物置の中や押し入れの中で。 Wi-Fi環境の改善に努めながら、稽古したのだそうです。 そんな、苦労の中での発見もありました。 普通は登場人物同士が向き合って話すような場面も、 演出上、お互いが観客の方を見て台詞をいうことも多いのです。 ということは、役者同士、お互いどんな表情をしているかわからない、ということがよくあるのです。 ところが、リモート稽古では、相手役の表情と向き合うので、 それをはじめて見て、こんな表情で言ってたのか!と、 相手の役柄をより理解することができたというのです。 これは、役者にとって「大きな成果だった」と、演出の土筆さん。 しかし、7月後半からの全国的な新型コロナ感染拡大の状況を見て、 やむなく上演中止を決断しました。 気を取り直して、来年の公演に向けてひきつづき、稽古をしていくこととなりました。 コロナに負けない!あきらめない! という意気込みでこれからも頑張っていきます。 応援をよろしくお願いします。
森の劇場から 9 8/3 演劇はこころのたべもの
しいの実シアターのお客様 −加藤幹雄さんー
山陰フィルハーモニー管弦楽団団長でコントラバス奏者の加藤幹雄さんが、ご自分が使っておられたコントラバスをゴーシュの楽手練習用にと寄贈してくださいました。 そして、新しいオフィスでコントラバスを少し弾いてみてくださいました。低音が木造のオフィスの床を通じて響いてきて、ゴーシュの「あんまの替わりになって血の巡りが良くなる」のを体感しました。なかなか近くで見ることの少ない楽器を、間近で見る機会を得て感動でした。 加藤さんは、最初は打楽器を演奏しておられたそうですが、楽団にコントラバス奏者が少なかったことから、コントラバスにチャレンジすることになったのだそうです。当時教本も少なく、英語の教本を訳しながら独学で練習を重ねたのち、喜久里誼先生に、指導を受けたとのこと。そのとき、喜久里先生から譲ってもらったのがこのコントラバスだそうです。 喜久里先生には、「ゴーシュ」でずっと実技指導でお世話になっていますので、とてもご縁を感じました。 いただいたコントラバスは、楽手の練習に大切に使わせていただきます。 2019(令和元)年度活動報告DMタイプで作成しました 応援してくださっているみなさんにあしぶえの活動のようすをお知らせするために、DMタイプの報告書を作成しました。順次発送していきます。 また、しいの実シアターやかやぶき交流館に来てくださった方や、あしぶえとの関りのある団体の皆さんにも、あしぶえの活動内容を知っていただく資料としてお渡ししていくことにしています。 ご希望の方にもお送りしますので、お気軽にお声かけください。 リモートでの稽古 コロナ禍で、集まっての稽古が難しいなか、スマホを使ってリモートで稽古しています。 台詞の読み合わせや、登場人物のその時の気持ちなどを想像しながら、話し合ったり。それをみんなで共有しながら進んでいきます。 時間を有効に活用して集中できるとても実のある稽古でした。 しいの実シアター花ごよみ カワラナデシコ(河原撫子) 7月の終わりごろから、咲き始めました。 秋の七草のひとつナデシコです。泥の少ないようなところ、石垣などでも逞しく育って、毎年花を咲かせています。野の花ですが、思わず目を止める繊細さと美しさです。 〇ご支援をお願いします〇 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、いくつもの事業が中止となり、チケット収入や補助金収入が大幅に減少します。そこで、物販事業をSNS等でも紹介しながら、皆さんにご協力いただいております。 <メニュー> あしぶえせんべい(黒豆・蜂蜜)、くるくるレインボー、演劇祭Tシャツ、バッグ、このほか、おばちゃん味噌、藁漉き込み和紙など地元の特産品も販売中です。 <お問合せ> TEL:0852-54-2400 担当:須山美玲 e-メール:ashibue@ashibue.jp
八雲公民館で「セロ弾きのゴーシュ」写真展示中!
今月は、八雲公民館で壁面展示しています。
八雲公民館の憩いの部屋は、月替わりで各団体の作品展示や、広報掲示が行われていています。今月は、あしぶえが展示することになり、昨日展示作業をしてきました。 今回は、写真家の大成清美さんによる「セロ弾きのゴーシュ」の写真を展示しています。大成さんは、これまで、あしぶえの「セロ弾きのゴーシュ」の稽古風景や舞台の写真を撮影し、県内各地で作品展を行っておられる松江市八雲町在住の写真家。 ゴーシュのストーリーの流れとともに、登場人物の表情の変化にフォーカスした写真など17点を展示しました。 また、今秋の新企画! 野外公演のお知らせも。 昨年度で、「セロ弾きのゴーシュ」は、 通算上演回数199回となりました。 新型コロナの影響で、公演中止や延期が続いています。 開放感たっぷりのしいの実シアターの森を活用して、演劇を楽しんでもらえないか、と「セロ弾きのゴーシュ」200回記念野外公演にチャレンジすることにしました! 虫の声をBGMにお楽しみいただきたいです。 詳しくは、近日ホームページでもお知らせします。
しいの実シアター アトリエ兼倉庫の大片付け!
こんにちは、あしぶえスタッフの須山美玲です。
今日は雪も止んで、青空がみえるよいお天気になりましたね。 今日は劇団員メンバー総出での、倉庫の片付け作業をレポートします。 1995年に現在の場所にしいの実シアターが出来てから、上演した作品の大道具がしまってある倉庫の大片付け作業です。たくさんの大道具が保管してあり倉庫が手狭になったので、全部出して要らなくなったものは、処分することにしました。 運び出してみると、こんなにたくさんの大道具やら材料がしまってあったのか!と、みんなもびっくりするほど。(無駄なスペースを作らないように、パズルのようにしまってあったのです!) まずは、中の駐車場に作品毎に並べてみると、懐かしいものがたくさんあります。 「セロ弾きのゴーシュ」のカッコーが飛び出す窓。トマト畑。 「おこんの初恋」のお山の木々や、障子。 「二十二夜待」のお寺の本堂、などなど。 使わないものは、解体してリサイクルしたり、欲しいといってくださったところへお譲りしたりしました。 ちなみに、「おこんの初恋」の回転する舞台は、島根県立大学短期大学部の学生さんたちが活用してくださることになりました。 この倉庫ができたときから、倉庫の棚を作り使いやすいように工夫しながら、舞台で使う大道具や小道具を作ってきた長見さん。シアターとともにこのアトリエ兼倉庫ができたとき、自分の家ができたようでとても嬉しかったと、当時を思い出して話されます。 これまで、あしぶえの作品をご覧いただいた皆さんにも、懐かしいものがあるかもしれませんね。 どんどん進化・深化していくあしぶえを、これからも応援してくださいね。よろしくお願いいたします。 |