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見学会「利根大堰と武蔵水路」さらに「さきたま古墳群」 [2018年01月22日(Mon)]
あさか環境市民会議の今年の見学会は埼玉県北部・行田市にある「利根大堰」とそこから流れ出る「武蔵水路」さらに「さきたま古墳群」でした。「武蔵水路」を流下した利根川の水は荒川を経由して秋ヶ瀬取水堰から朝霞浄水場などに送られ東京都、埼玉県などの重要な生活用水になります。この貴重な水資源の源の視察ということになります。また、近くにある「さきたま古墳群」はこうした水の循環をもたらす地形が古代に創りだした文化の象徴であり、埼玉県の地名発祥の地でもあります。

午前8時半、朝霞市役所を出発。参加は会員23名。10時過ぎに荒川を超えて武蔵水路の見える地点に出ました。つい最近改修された水路を水が勢いよく流れています。さらに流れに沿った進み、目的地の利根大堰とそれを管理している水資源機構利根導水総合事務所に到着です。総合事務所では管理センターに案内され、巨大な情報パネルの前でこの利根大堰で導水した水の流れを説明してもらいました。1960年代の高度成長期の水需要の増大により造られたこの施設ですが、現在も朝霞浄水場ばかりでなく見沼代用水、葛西用水、邑楽用水など関東の各地に水道、農業、工業などので多用途な水が導水されている様子が示され、リアルタイムの流量も刻々と表示されています。

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こうしてみるとこの利根川という河川が水需要の上でいかに重要な役割を果たしているかがわかります。次いで事務所の屋上にあがります。まず北側を流れる利根川とそこを横断する大堰の姿に圧倒されます。堰の上は利根大橋という道路橋になっています。渇水期の時期とはいえ利根川は広大ですが、この堰を過ぎると急に流量が減っているのが確認できます。

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反対側では、堰取水口から流入する河川水が沈砂地を経て見沼代用水、武蔵水路、埼玉用水路、邑楽道水路に分かれて流れていく様子が観察できます。その量は最大で毎秒約120トンにもなるそうです。この用水路に何か異変があれば国民生活には重大な支障が出ます。電気やガスもそうですが、こうした基礎的なインフラ事業を日々管理維持していくのは地味ですが非常に重要な仕事だと思います。

利根川のスケールに感動した後、武蔵水路をたどって「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち」として日本遺産に指定された行田の市街に向かい、趣きある歴史的景観建築物でもある蔵造りそば店で昼食。午後はこれも日本遺産級の「さきたま古墳群」で古代文化に触れました。県名発祥の地とされる「埼玉(さきたま=前玉とも)」の地にあり、前方後円墳8基と円墳1基の大型古墳が残る全国有数の古墳群で、国の史跡として整備がなされています。史跡の博物館を訪問し、出土された金錯名鉄剣などの国宝指定された古代史の重要文化財を見学しました。また、いくつかの古墳に登り、そのスケールを体感しました。

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帰路は参加者がひとりずつ、あさか環境市民会議今後の活動方向に対する要望やそれぞれの参加方法や抱負などの意見を自由に発表しました。現在継続している活動は自然部会の里山管理が中心ですが、そのほかさざまな要望や提案が出されました。
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