• もっと見る
« 2020年12月 | Main | 2021年02月»
<< 2021年01月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新記事
カテゴリアーカイブ
最新コメント
T.Hayashibara
魚へんの漢字 (03/27) T.Hayashibara
「海底遺跡 新時代」 (03/27) T.Hayashibara
岩淵聡文著『文化遺産の眠る海 水中考古学入門』 (03/27) T.Hayashibara
公開された「神奈川台場」を見てきました (03/27) T.Hayashibara
東京駅・丸の内駅舎の復原 (03/27) T.Hayashibara
和賀江島と座礁 (03/27)
「海底遺跡 新時代」 (09/06) 山本
魚へんの漢字 (08/05) 斎藤 敏行
和賀江島と座礁 (07/29) 安田冨郎
東京駅・丸の内駅舎の復原 (07/08)
最新トラックバック
犬山城 (01/22)
https://blog.canpan.info/ariua/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ariua/index2_0.xml
『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』 [2021年01月29日(Fri)]
在沖米軍海兵隊基地キャンプ・シュワブ海域の文化財分布調査成果報告書
『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』が刊行されました。

沖縄県名護市の普天間飛行場代替施設建設予定地である在沖米軍海兵隊基地キャンプ・シュワブ海域において平成26〜30年度(2015年2月〜2018年11月)に実施された飛行場建設にともなう文化財分布調査の報告で、調査面積は163haと広域におよんでいます。

調査は、文化庁国庫補助事業として担当行政の名護市(教育委員会)水中文化財(水中文化遺産)調査実績のある沖縄県立埋蔵文化財センター(沖縄県教育委員会)が共同で実施したものです。

単なる成果報告ではなく、海域分布調査の計画・方法の詳細を記録し、調査方法の問題点(反省点)と課題についてもまとめています

調査原因の特殊性や沖縄県ならではの環境という面で実施できた部分もあるかとは思いますが、その取り組み方は、研究者のみならず海域調査にのぞむ行政にも大いに参考になる内容です。

報告書は、奈良文化財研究所H.P.の「全国遺跡報告総覧」からダウンロードできますので、関心がある方はご一読ください。
https://www.nabunken.go.jp/

書誌情報
書 名:『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』
    沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書 第104集
    名護市文化財調査報告書 第26集
刊行年月:2020年3月31日
編 集:沖縄県立埋蔵文化財センター
発 行:沖縄県立埋蔵文化財センター・名護市教育委員会
体 裁:A4版・143ページ(本文)
「水中考古学」のオンラインセミナーが開催されます [2021年01月06日(Wed)]
「水中考古学」のオンラインセミナーが開催されますので,紹介します.

セミナー名 :水中考古学入門 〜海に眠る歴史を紐解く〜
使用オンライン会議ツール:Remo Comference
日 時   :2021年1月15日(金) 19:15〜20:15
セミナー内容
・水中考古学とは?
・水中の遺跡とは?
・沈没船遺跡
・水中考古学の歴史
・世界の水中考古学プロジェクト
・トレジャーハンターとは?
・ダイバーの役割
  @遺跡の発見
  A遺跡の発掘
  B遺跡の保護
・欧米の考古学者とダイバーの協力体制の事例
・日本の水中考古学

セミナーは,1月15日(金)〜17日(日)に開催される
"Online Diving Expo2021" のイベントのひとつです.

講師は,東京海洋大学大学院の非有常勤講師も務める
山舩晃太郎さんです.

「水中考古学」をわかりやすく解説してくれるものと思います.
また,ダイバーと「水中考古学」とのかかわりについても触れられるようです.

「水中考古学」に関心のある方には,参加をおすすめします.

参加費は無料ですが,事前申し込みが必要です
詳細については,Online Diving Expo2021のH.P.でご確認ください.
https://peatix.com/event/1748187/view
https://onlinedivingexpo.com/event/752?fbclid=IwAR3Rilp3gn2Q4ONSGwSlhDAOAAbvqpWlzUM-K5ip-kYepSXD1EE2Q6OUdrU
Posted by T.Hayashibara at 20:57 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
遣唐使船の復元 [2021年01月02日(Sat)]
新年,明けましておめでとうございます.
今年も水中考古学・水中文化遺産の情報発信・提供につとめますので,
よろしくお願いいたします.

今年最初の情報提供です.
昨年末に遣唐使船復元に関するニュースがありましたので紹介させていただきます.

中日新聞・2021年12月31日「遣唐使船リアルに復元 県内考古学者と造船所が模型作成中」
https://www.chunichi.co.jp/amp/article/178983

関連の文献資料は多く残されているが,船体をあらわす当時の資料はまったく残されていない遣唐使船復元模型制作を
九州国立博物館・沈没船研究者(考古学研究者)・木造船製造を手がける造船所が協働で取り組んでいます.
模型は,今年2月末に完成し,九州国立博物館で展示されるとのことです.

これまで,想像の域を脱することができなかった遣唐使船のかたち・構造を考古学研究の成果をもとに復元することは,
今後の遣唐使船をふくめた古代船舶の船体研究への実物資料提供となり,研究の進展にもつながることになると思います,

どのようなかたち・形状に復元されるのか,楽しみです.