『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』 [2021年01月29日(Fri)]
在沖米軍海兵隊基地キャンプ・シュワブ海域の文化財分布調査成果報告書
『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』が刊行されました。 沖縄県名護市の普天間飛行場代替施設建設予定地である在沖米軍海兵隊基地キャンプ・シュワブ海域において平成26〜30年度(2015年2月〜2018年11月)に実施された飛行場建設にともなう文化財分布調査の報告で、調査面積は163haと広域におよんでいます。 調査は、文化庁国庫補助事業として担当行政の名護市(教育委員会)と水中文化財(水中文化遺産)調査実績のある沖縄県立埋蔵文化財センター(沖縄県教育委員会)が共同で実施したものです。 単なる成果報告ではなく、海域分布調査の計画・方法の詳細を記録し、調査方法の問題点(反省点)と課題についてもまとめています。 調査原因の特殊性や沖縄県ならではの環境という面で実施できた部分もあるかとは思いますが、その取り組み方は、研究者のみならず海域調査にのぞむ行政にも大いに参考になる内容です。 報告書は、奈良文化財研究所H.P.の「全国遺跡報告総覧」からダウンロードできますので、関心がある方はご一読ください。 https://www.nabunken.go.jp/ 書誌情報 書 名:『キャンプ・シュワブ海域文化財分布調査』 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書 第104集 名護市文化財調査報告書 第26集 刊行年月:2020年3月31日 編 集:沖縄県立埋蔵文化財センター 発 行:沖縄県立埋蔵文化財センター・名護市教育委員会 体 裁:A4版・143ページ(本文) |