「順風満帆 千石船 和船の構造と技術」神奈川大学日本常民文化研究所主催 [2017年02月24日(Fri)]
先日,このBlogでも紹介をした
現在,神奈川大学日本常民文化研究所が主催し, 神奈川大学・横浜キャンパスで開催中の 展覧会「順風満帆 千石船 和船の構造と技術」を見てきました. この展覧会は,横浜市歴史博物館と神奈川大学日本常民文化研究所が共同主催で開催している 「和船と海運」の神奈川大学側の展覧会です. 横浜市歴史博物館では,「津々浦々 百千舟 江戸時代横浜の海運」が開催されています. 横浜市歴史博物館の展示がは,海運が主テーマで,文献や絵画資料・写真資料がメインの展示です. 神奈川大学の展示は,神奈川大学日本常民文化研究所の企画展示室展一室で,大きくはありません. その展示室に,和船および中国船の模型・パネル,和船造船道具(実物資料)および和船と中国船造船技術の違いを理解するための模型・パネル展示がなされています. 部屋の規模にたいして,展示物の量は多い状況です. また,展示室とは別に同じ校舎の地階に弁才船実物大断面模型も展示されています. 展示物の大半は,神奈川大学日本常民文化研究所所蔵のもです. 小規模な展示ですが,模型とパネル(写真・図)がメインですので,じっくりと見て,理解できる内容です. なかなか見応えはあります. 和船およびその構造を理解するためには,お勧めの展覧会です. ただし,平日の9時-17時の開館ですので,見ることができる人は限られるでしょう. 実際,私が訪れた時間帯(午後)も1時間ほどいましたが,私以外には4名の観覧者があったのみでした. このような状況ですので,じっくり見学することはできましたが, せっかく和船を理解できる展示ですので,この点は残念です. 私も時間のやり繰りをして,ようやく見ることができました. なお,図録は両館共通のものがつくられており,横浜市歴史博物館でのみ購入ができます. ![]() 【展覧会データ】 横浜市歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所主催展覧会 「和船と海運」 横浜市歴史博物館会場 「津々浦々 百千舟 −江戸時代横浜の海運−」 会 期:1月28日(土)〜3月20日(月) 開館時間:9:00〜17:00 休 館 日 :毎週月曜日(3/20は開館) 会 場:横浜市歴史博物館 横浜市都筑区中川中央1-18-1 観 覧 料 :有料 http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/see/kikakuten/2016/20170128_wasentosuiun/ 神奈川大学会場 「順風満帆千石船−和船の構造と技術−」 会 期:1月30日(月)〜3月17日(金) 開館時間:9:00〜17:00 休 館 日:土日祝,および2月6日(月)〜8日(水) 会 場:神奈川大学横浜キャンパス3号館展示ホール 横浜市神奈川区六角橋3−27−1 観 覧 料:無料 http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/topics/2017/koplrv00000009je.html |