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魚へんの漢字 (03/27) T.Hayashibara
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東京駅・丸の内駅舎の復原 (03/27) T.Hayashibara
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犬山城 (01/22)
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「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」実現なるか! [2016年03月31日(Thu)]
先日,このブログでも紹介した
「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」のクラウドファンディングの締切の4月12日がせまってきました.
今日現在,目標額まで400万円を切りました

プロジェクトチームから,あらためてお知らせをいただきました.


【「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を応援してください
実現なるか!? 4月12日(火)までにあと400万円!
https://readyfor.jp/projects/koukai
なんと3万年も前に祖先たちが挑戦した偉大なる航海を、国立科学博物館などの 一流の専門家たちが結集して再現するという、夢とロマン溢れるプロジェクトで す。たくさんの人からのご支援があれば実現できます。プロジェクトの会員に なって、太古の航海の謎を一緒に解きましょう!
※ インターネット上で資金募集する仕組みを使っています。期間内に設定した目 標金額に到達しなかった場合には、支援が全額キャンセル(返金)となります。

プロジェクト代表・海部陽介(国立科学博物館・人類史研究グループ長)



「日本人のルーツ」にたいしてのひとつの仮説を証明できるのか,結果をみてみたいですね.
賛同される方は,ご支援をぜひ.
早稲田塾「GOOD PROFESSOR」に岩淵聡文先生が紹介されています [2016年03月13日(Sun)]
早稲田塾H.P.の「GOOD PROFESSOR」に,
岩淵聡文・東京海洋大学大学院教授(ARIUA理事)のインタビュー記事が掲載されています.
http://www.wasedajuku.com/channel/good-professor/detail.php?professorid=654

東京海洋大学のこと,水中考古学のこと,水中文化遺産のこと,大学での学び方,などを語られています.
ぜひ,ご覧ください.
第7回日本高気圧環境・潜水医学会 中国四国地方会 [2016年03月11日(Fri)]
第7回 日本高気圧環境・潜水医学会 中国四国地方会
のご案内をいただきましたので,お知らせします.

日時:平成28年3月12日(土)
会場:萩市 萩本陣(0838-22-5252)
   〒758-0011 山口県萩市椿東385-8
講演:1.第7回 日本高気圧環境・潜水医学会 12:20-15:20
     中国四国地方会     参加費:2000円

   2.市民公開講座 15:30-18:00 参加費:無料
     15:30-16:25 救急医学 「ドクターヘリ 17分後の出会い」
     16:30-18:00 潜水医学 「潜水医学講座〜潜水事故を防ぐには?」

 今回,山口県萩市にて開催されます第7回日本高気圧環境・潜水医学会は二部構成です.第1部の中国四国地方会は,参加費が2000円かかります.
 第2部の市民公開講座は,参加費は無料です.最初に山口県で実施していますドクターヘリでの救急航空搬送の内容となります.引き続きまして開講します潜水医学は,「潜水事故を防ぐには?」を主題として4名のパネラーが口演発表します.レジャーダイビングから潜水工事等に係る潜水器材の多様化に伴う諸問題や平成27年4月1日に改正された高圧則で解禁された酸素使用についても含まれています.奮ってご参加のほど,宜しくお願いします.


テーマは「高気圧医学の世界」,ダイバーにとって潜水事故を防ぐために必要な知識です.
お近くで,ご都合のつくかたはせひご参加ください.

詳細については,学会のホームページでご確認ください.
http://www.tamaki-hp.jp/sensui7/


Posted by T.Hayashibara at 23:21 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「史跡常磐橋門 常磐橋解体修理工事」 [2016年03月02日(Wed)]
常磐橋(ときわばし)は,東京駅・日本橋口から徒歩5分弱のところ(千代田区大手町2丁目)にある現存する現役の石橋としては,都内でもっとも古いものです.
1877(明治10)年に日本橋川に架設されたアーチ型の様式石橋で,1928(昭和3)年に国史跡,2007(平成19)年には千代田区景観まちづくり重要物件に指定されています.
元は木橋として架けられ,江戸城・常盤橋門の見附橋としての役割を果たしていました.

架橋ののち,関東大震災による被害にたいする修理・補修,第二次世界大戦中の金属供出による鋳鉄製手摺柵の撤去など幾多の変遷を経て現在の姿となりましたが,
近年は老朽化のために,車の侵入は止められ,人道橋とされてきました.

このような状況のなか,2011年の東日本大震災により変形が進行したため,
2013(平成25)年から保存修理工事とそれにともなう調査(埋蔵文化財調査をふくむ)が千代田区により実施されています.
この橋の解体をともなう調査は初めてで、
都心部では珍しい橋の埋蔵文化財(水中文化遺産)調査です.

現在は,解体工事を経て基礎(地下)遺構の調査をおこなっています.
http://chiyoda-tokyo.sakura.ne.jp/seisiga/kobetsu/tokiwabs.html

橋という性格上,地下遺構は水中に没しているため,
調査は,潜水士による水中状況確認を経て,
地下遺構の周囲を鉄板で覆い排水し,「陸化」した状態でおこなっています.

また日本橋川は,幹線河川であるため船舶の往来が多く,航路を確保しながらと,
調査・工事は多く制約のなかおこなわれてもいます.

調査は、残された「記録」の状況確認をしながら進められ、
石の積み方や裏込めの状況など「記録」にない、あるいは異なる新知見が次々と得られているとのことです.

調査・保存修理工事の成果や詳細については,調査・工事終了後に報告される成果発表を待ちたいと思います.

調査はまだ継続中です.
調査終了後に現在の耐震基準に準拠した措置を施したうえでの復元工事に移るので,
橋が元の姿に戻るのはまだ先とのことです.

現在,橋には同時に再整備されている常盤橋公園とともに立ち入れない状況ですが,
今後,現地見学会も予定されているとのことですので,その機会に現地を見ることができます.

(昨年8月に第1回見学会が開催されています)
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kuse/koho/pressrelease/h27/h2708/documents/h270807.pdf

なお,近くには同じ読み方の常盤橋(1926年架橋)と新常盤橋(1920年架橋)がありますが,
「わ」の字の漢字表記が異なります(「磐」と「盤」).
なお,両橋はともに現役の車道として使われています.

DSCN1757.JPG

DSCN1761.JPG