• もっと見る
« 2015年06月 | Main | 2015年08月»
<< 2015年07月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
カテゴリアーカイブ
最新コメント
T.Hayashibara
魚へんの漢字 (03/27) T.Hayashibara
「海底遺跡 新時代」 (03/27) T.Hayashibara
岩淵聡文著『文化遺産の眠る海 水中考古学入門』 (03/27) T.Hayashibara
公開された「神奈川台場」を見てきました (03/27) T.Hayashibara
東京駅・丸の内駅舎の復原 (03/27) T.Hayashibara
和賀江島と座礁 (03/27)
「海底遺跡 新時代」 (09/06) 山本
魚へんの漢字 (08/05) 斎藤 敏行
和賀江島と座礁 (07/29) 安田冨郎
東京駅・丸の内駅舎の復原 (07/08)
最新トラックバック
犬山城 (01/22)
https://blog.canpan.info/ariua/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ariua/index2_0.xml
東京海洋大学・海洋科学部(品川キャンパス)のオープンキャンパス [2015年07月23日(Thu)]
8月1日(土)に,東京海洋大学・海洋科学部(品川キャンパス)でオープンキャンパスが開催されます.

当日,大学院海洋科学技術研究科准教授で,ARIUA会員でもある中田達也さんが模擬講義を担当されます.
講義内容は,「沈没船をめぐるドラマと法による保護〜日本の象徴的な4つの事例から」

面白そうな内容です.

このほかにも,海洋大学ならではの体験学習や模擬講義がたくさんここなわれます.

体長17.1mある完全な骨格標本としては世界最大級のセミクジラの全身骨格も見られます.
http://www.s.kaiyodai.ac.jp/museum/public_html/whalegallery.html

オープンキャンパスですが,興味がある方は以下のサイトで詳細をご確認ください.
http://www.kaiyodai.ac.jp/admission-cms/gakubu/opencampus/22029.html
Posted by T.Hayashibara at 23:06 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
平成27年度(2015)アジア水中考古学研究所総会 [2015年07月20日(Mon)]
平成27年度(2015)アジア水中考古学研究所総会
を以下の内容でで開催します.

総会終了後、石原 渉・研究所事務局長による講演会も開催いたします.
講演は一般公開しますので,どなたでも参加できます.
多くの方の参加をお待ちしております.

[総 会]
日 時: 2015年9月19日(土曜日)12:00〜13:30
場 所: 福岡市博物館 講座室
      〒814-0001
      福岡市早良区百道浜3丁目1-1
       TEL:092-845-5011

[講 演] 一般公開(事前申込不要・入場無料)
日 時: 2015年9月19日(土曜日)14:00〜15:30
場 所: 福岡市博物館 講座室
講 師: 石原 渉(アジア水中考古学研究所事務局長)
演 題: 碇の文化史

会員には,事務局よりあらためてご案内いたします.
琵琶湖・塩津港(しおつこう)遺跡で国内最古の築港跡がみつかる [2015年07月13日(Mon)]
先日,琵琶湖最北端にある塩津港遺跡(滋賀県長浜市)から,
12世紀前半に造り始められた造成(埋立て)による築港跡
がみつかったとの発表がありました.
http://mainichi.jp/select/news/20150710k0000m040104000c.html

本格的な築港跡としては国内最古で,
これまで,日本海(敦賀)と都(京)を繋ぐ重要港として文献に記されていたにもかかわらず,
位置をふくめて,その詳細が不明であった古代末〜中世「塩津港」の実態解明への大きな成果が得られました.

b0515_l.jpg
     塩津港遺跡から琵琶湖を見る(滋賀県提供)

調査は,平国道8号線塩津バイパスにともなうもので,
船が着岸する垂直護岸・桟橋・水路・傾斜護岸跡等の遺構が,地下4m(事実上琵琶湖面下)からみつかりました.

また,土器類・木製品・骨角製品・金属製品等の多彩な遺物が多量に出土し,古代末〜中世の塩津港が小都市(港町)として栄えていたことも窺えるとのことです.

遺構・遺物の状態は良好で,その理由のとして,
その後の琵琶湖の水位上昇により水没し,そのため後世の撹乱を受けなかったことがあげられています.

港は,古くから自然地形を利用して造られることが多く,
造成をともなうものは稀です.
しかも良港のばあい,現在まで同じ場所が港として使い続けてられているいるので,
古い遺構が良好な状態でみつかることは稀です.

その点からも今回の塩津港遺跡の調査成果は,実態のほとんどわかっていない古代〜中世の港および港町の実態を知るうえで,また,遺構が残っている可能性を考えるうえでも大いに評価できます.

調査は,今年度も実施されてるとのことで,港および港町に関するさらなる成果が期待されます.

調査成果の展示公開(写真・出土遺物)が,
7〜8月にかけて,滋賀県立安土城考古博物館と滋賀県埋蔵文化財センターで実施されます.

http://www.shiga-bunkazai.jp/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B8%AF%E3%81%AE%E5%A7%BF%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%EF%BC%8D%E9%95%B7%E6%B5%9C%E5%B8%82%E5%A1%A9/

biwako-2.jpg
         琵琶湖と塩津港遺跡の位置
鷹島海底遺跡の調査 [2015年07月03日(Fri)]
6月8日から開始された今年度の琉球大学の研究チームと松浦市による
鷹島海底遺跡の調査が,7月1日に終了し,記者発表がありました.

調査は,鷹島神崎遺跡(国指定史跡)での情報収集のための発掘をともなう調査で,
今年度は,昨年に確認した「鷹島2号沈没船」の詳細確認を主目的としていました.

調査の結果,「1号」より良好な残存状態の隔壁を持つ船体と関連遺物として12〜13世紀の陶磁器が出土し,
船体が「元寇船」であることが確認されました.

合わせて最新機器による探査もなされ,新しいデーターも得られたとのことです.
https://www.facebook.com/pages/%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%B8%82%E7%AB%8B%E9%B7%B9%E5%B3%B6%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%B0%91%E4%BF%97%E8%B3%87%E6%96%99%E9%A4%A8/893212710694498

調査のようすについては,RKB毎日放送の映像が公開されていますので,ご覧になってください.
http://rkb.jp/news/news/27495/