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魚へんの漢字 (03/27) T.Hayashibara
「海底遺跡 新時代」 (03/27) T.Hayashibara
岩淵聡文著『文化遺産の眠る海 水中考古学入門』 (03/27) T.Hayashibara
公開された「神奈川台場」を見てきました (03/27) T.Hayashibara
東京駅・丸の内駅舎の復原 (03/27) T.Hayashibara
和賀江島と座礁 (03/27)
「海底遺跡 新時代」 (09/06) 山本
魚へんの漢字 (08/05) 斎藤 敏行
和賀江島と座礁 (07/29) 安田冨郎
東京駅・丸の内駅舎の復原 (07/08)
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犬山城 (01/22)
https://blog.canpan.info/ariua/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ariua/index2_0.xml
東京で「エルトゥールル号展」が始まりました [2013年10月30日(Wed)]
トルコ共和国大使館が主催する
「エルトゥールル号展 トルコと日本−−友好の航路」が今日から始まりました.


会  期:10月30日(水)〜11月19日(火) 会期中無休
入場時間:10時〜17時
会  場:在日トルコ共和国大使館・大使公邸
       東京都渋谷区神宮前2の33の6
       JR原宿駅/地下鉄明治神宮前駅から徒歩7分
主  催:トルコ共和国大使館 Tel:03-6439-5701

詳細については,以下でご確認ください.
http://mainichi.jp/corporate/news/20131025dde012040067000c.html
http://tokyo.be.mfa.gov.tr/ShowAnnouncement.aspx?ID=194639

エルトゥールル号は,1980(明治23)年に和歌山県串本沖で座礁・沈没したオスマントルコの軍艦で,
その際に地元民が船員の救助に尽力したことから,
日本とトルコ友好の原点ともなった船でもあります.

エルトゥールル号の沈没地区については,予備調査を経て,
2007(平成19)年から発掘をともなう調査がおこなわれ,
6,000点以上の遺物が引揚げられています.


展覧会では,約120年前の海底から引揚げられた遺物を多数見ることができます.
ぜひ「実物」を見てください.


ただし,エルトゥールル調査はトルコ主体におこなわれ,
日本の研究者・機関は関与していません

この経緯と問題点については,以前にこのブログでも紹介していますので,
ご覧になってください.
https://blog.canpan.info/ariua/archive/608

経緯を知ったしたうえで,展覧会を見ていただければ,
より理解も深まると思います.

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Posted by T.Hayashibara at 23:45 | 展覧会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
鷹島海底遺跡調査のニュース映像の公開 [2013年10月27日(Sun)]
今月の10日から23日まで,琉球大学のチームが,
鷹島海底遺跡でおこなった調査のニュース映像が,22日にRKB毎日放送で放映されました.

TBS系でも夕方のニュースで短縮版が放映されましたので,
観られたかたもいるかと,思います.
現在RKB毎日放送の映像が公開されています.
http://rkb.jp/news/news/17357/

期間限定だそうですので,観られていないかたは,
早めにアクセスしてください.

普段は見ることができない鷹島海底のようすや調査のようすを観ることができます

2013年度 アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)が終了しました [2013年10月12日(Sat)]
2013年度 アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)は,
大勢の参加者があり,無事に終了しました.

報告にたいする質問も多くあり,活発な意見交換をすることができました.

皆さま,お疲れさまでした.

次回は,来年の2月1日(土)を予定しています.

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Posted by T.Hayashibara at 23:51 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)開催のお知らせ [2013年10月12日(Sat)]
ここはご案内枠です。日々のブログはこの下からです。

2013年度 アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)を下記の内容で開催いたします.

2013年度 アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)
日 時:10月12日(土) 14:00〜17:00
場 所:東京海洋大学・越中島キャンパス 3号館4階会議室(405号室)
    http://www.e.kaiyodai.ac.jp/access.html
研究報告:
1.「ドイツ南部の杭上住居址(世界文化遺産)について」 岩淵聡文氏(東京海洋大学教授・アジア水中考古学研究所会員)
2.「日本における水中文化遺産の保存と活用」〜国指定史跡「鷹島神崎遺跡」の保存と活用方法〜 橋谷田正浩氏(アジア水中考古学研究所会員)
参加費:無料

研究報告のうち,岩淵先生には,2011年に水中にある水中文化遺産として初めて世界遺産に登録された「アルプス周辺の先史杭上家屋群」についてのご報告をしていただきます,

会員以外の方でも参加は可能ですので,この分野に興味がある方は,ぜひご参加ください.
なお,会場準備の関係がありますので,ご参加の方は underwater03@gmail.com までご連絡をお願いいたします.
久米島で水中文化遺産見学会が開催されました. [2013年10月03日(Thu)]
先月末,9月28日(土)に久米島(沖縄県)で水中文化遺産の見学会が開催されました.

見学会は,
国庫補助事業「久米島町地域の特性を活かした史跡等総合活用支援推進事業」として,
久米島町が主体となり,実施されました.

久米島では,2011年にARIUA主催で見学会をおこなっており,
今回で2度目の開催となります.

今回は,前回と同じく,
水中文化遺産(水中遺跡)である久米島・東奥武(オーハ)島沖海底遺跡
(14世紀後半〜15世紀前半の中国陶磁が多量に散布している遺跡)
の見学をメインにおこなわれたものです.

対象は久米島町民,定員は40名.

水中文化遺産見学では,
シュノーケル班グラスボート班とに分け,
潜れない方にも配慮した方法で実施され,
事前知識や水中遺跡が形成されたことの意義についての理解を促すためとして,
久米島博物館での久米島の水中文化遺産に関する事前講習やオーハ島沖海底から採集された陶磁器資料の見学や
陸上での関連文化財として,旧仲里間切蔵元跡・石牆,真謝港の見学もおこなわれました.
事前講習.jpg
       久米島博物館での事前講習

事前の申込も多数あり,定員いっぱいの参加者で,
天候にも恵まれ,事故もなく,好評のうち無事に終了したとのことです.
グラスボートでの見学.jpg
          グラスボートでの見学風景

シュノーケルでの見学.jpg
          シュノーケルでの見学風景

今回の見学会は,前回とは異なり,行政が主体となり実施したことに大きな意義があります

そして,国庫補助事業であったこともあり,
町のみならず,沖縄県の職員(文化課)が参加しており,
県・町の協力体制のもとにおこなわれたことも特筆できることです.

沖縄県では,これまでに国庫補助事業として水中文化遺産をふくめた沿岸地域の分布調査が
おこなわれいます.
また,近年では,久米島町の水中文化遺産見学会,宮古島市や石垣市での水中文化遺産企画展の開催など,
水中文化遺産に関連する催しが県内各地でおこなわれるなど,
周知活動がなされるとともに,県民の関心も高まっているようです.

今後も博物館での展示会や市町村単位での水中文化遺産分布調査が予定されているとのことです.

行政が主体に動く,それも「周知」に関して動くことは,
国内ではこれまでほとんどなかったことです.
他地域にも大きなインパクトをあたえる事例ですし,
「前例」にもなります.


このような現状については,見せることができる(可能な)海の存在や生活と海の近さなど,沖縄独自の風土によることはあるものの,
やはり関係者の長年にわたる尽力の結果だと思います.

※情報と写真は,担当者よりご提供いただきました.