縄文海進 [2011年05月15日(Sun)]
昨日(14日)の朝日新聞・朝刊・BE土曜版に、
「縄文海進」についの記事がありました。 皆さんは、「縄文海進」をご存知でしょうか? 「縄文海進」は今から約7,000年前の縄文時代前期に、 海水面が上昇したため、現在の内陸部まで海が入りこんでいたという現象です。 当時の海水面は、今より3〜5m高かったと考えられています。 この現象は、当時のゴミ捨て場であった貝塚(海で採れる貝殻が捨てられています)が、 かなりの内陸部でみつかっているこからも証明されています。 一般的には温暖化により、陸にある氷がとけて海水面が上昇した結果と説明されています。 ところが、それほど単純な現象ではなく、さまざまな要因により起こった現象です。 そのことについて、記事はわかりやすく説明しています。 興味がある方は、読んでみてください。 もう一つ、少し前の記事となりましたが、 同じ朝日新聞の日曜版GLOBEには、 「日本人の起源」という特集が組まれていました。 人類の発展過程、日本人起源についての取材記事が掲載されています。 人類の発展・日本人の起源について、最新成果が反映されている興味深い記事です。 GJOBEホームページ(http://globe.asahi.com/feature/110501/index.html)からも読めますので、これも興味がある方は、ぜひ。 このなかでも取り上げられている、昨年調査された沖縄県石垣島の 白保竿根田原洞穴(しらほさおねたばるどうけつ)から検出された約2万年前の旧石器時代人骨については、 先日、ご紹介した日本考古学協会総会で29日(日)に発表があります。 |