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久米島での海底遺跡見学会のようす(1) [2011年10月11日(Tue)]
9月10日(土)に、沖縄県久米島で:おこなわれた海底遺跡見学会の写真が届きましたので、
当日のようすを紹介させていただきます。

当日は、以下の内容で見学会は実施されました。

12:30 久米島博物館で受付
13:00 開会式 注意事項・日程確認
13:20〜14:00 講習・久米島博物館
    ※久米島の歴史と文化および水中文化遺産と久米島の歴史との関係についての解説

                   講習のようす

移動・関連史跡見学
  天后宮(てんこうぐう):中国の使者を乗せた船が、嵐に遇いそれを助けた功績によって 建立された菩薩堂(沖縄県有形文化財)
  真謝港(まじゃこう):琉球が中国との貿易をおこなううえで重要視していた港

移動・東奥武(オーハ島)
Aコース: シュノーケリングで海底遺跡見学

            ボートから海に入り、見学会のはじまり


           見学のようす(矢印表示のところに遺物があります)

Bコース: 石切場見学ののち、グラスボートで海底遺跡見学

               グラスボートでの見学のようす
沖縄シンポジウム「海に沈んだ歴史のカケラ」が開催されました [2011年10月10日(Mon)]
昨週末の10月8日(土)に、
20011年度「海の文化遺産総合調査プロジェクト」(日本財団助成事業)にともなう
沖縄シンポジウム

「海に沈んだ歴史のカケラ〜南西諸島の水中文化遺産の世界〜」
を沖縄県立博物館・美術館講堂で開催しました。


シンポジウムは、13時から始まり、
第1部 基調講演
第2部 事例報告
第3部 シンポジウム

という構成で進み、予定どおりに17時に終了しました。

                        会場のようす

第1部は、2本の講演がなされました。
林田憲三理事長「水中文化遺産の魅力」と題して、
水中文化遺産とそれを研究する水中考古学について、
内外の事例を交えながら、わかりやすく説明しました。

南西諸島の調査を担当された片桐千亜紀会員
「南西諸島の水中文化遺産」と題して、
調査で確認した水中文化遺産の映像を交えながら、
南西諸島の水中文化遺産の成り立ち特性などを
わかりやすく説明しました.

第2部は,3本の報告がなされました。
おもに薩南諸島の陸上での調査を担当された渡辺芳郎さん)(鹿児島大学は、
「海岸採集遺物から見た島の陶磁器流通」と題して、
海岸採集された遺物(おもに陶磁器)の種類とその由来についてを
説明されました.

南西諸島調査で文献調査を担当された渡辺美季さん(神奈川大学)は、
「文献からみた船舶座礁の記録と対応」と題して、
文献で考古学的調査成果を補完する意義や実例について報告されました。

南西諸島の調査リーダーの宮城弘樹会員は、
「身近な水中文化遺産と関連文化財〜水底に眠る先人の営み〜」と題して、
実際に誰でも見ることができる橋梁跡や水中から引き揚げられた碇石などの水中文化遺産や
沈没船とは異なる種類の水中遺跡であるもともと陸上にあった遺跡が、
自然環境の変化で水中に没してしまった遺跡の紹介をしました。

第3部のシンポジウムは「南西諸島における水中文化遺産について考える」というテーマで、
会場からの質問事項に各パネラーが意見を述べあって答えるかたちで進みました。
多くの質問が寄せられ、活発な意見交換がなされました。

                      シンポジウムのようす

沖縄でのこの分野の関心の高さをしめすように、
100名以上の参加者ありました。
会場がほぼいっぱいになるほどの盛況で、皆熱心に聞いていました。
大成功でした。

参加された皆さん、ありがとうございました。
シンポジウムの準備から運営に携わった南西諸島調査の担当者および関係者の皆さま、
パネラーの皆さま、
お疲れさまでした。
沖縄シンポジウムのお知らせ [2011年10月08日(Sat)]
ここはご案内枠です。日々のブログはこの下からです。

明後日[10月8日(土)]、沖縄で
「海の文化遺産総合調査プロジェクト」(日本財団助成事業)関連の
シンポジウムを開催しますので、
お知らせいたします。

沖縄シンポジウム
「海に沈んだ歴史のカケラ〜南西諸島の水中文化遺産の世界〜」
日 時: 10月8日(土) 13:00〜17:00
会 場: 沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室
参加費: 無料(事前の申し込みは必要ありません.当日,会場にお越しください)

内 容
[基調講演] 
 林田憲三(ARIUA理事長) 「水中文化遺産の魅力」
 片桐千亜紀(ARIUA) 「南西諸島の文化遺産」

[事例報告]
 渡辺芳郎(鹿児島大学) 「海岸採集遺物から見た島の陶磁器流通」
 渡辺美季(神奈川大学) 「文献からみた海難事件」
 宮城弘樹(ARIUA) 「身近な水中文化遺産と関連文化財〜水底に眠る先人の営み〜」

[シンポジウム]
 「南西諸島における水中文化遺産について考える」
 進 行:宮城弘樹
 パネリスト:金武正紀(貿易陶磁器調査研究所所長)・林田憲三・片桐千亜紀・渡辺芳郎・渡辺美季




 ご不明の点は、ARIUA事務局へお尋ねください。
神奈川県逗子市沖で潜水調査をおこないました [2011年10月04日(Tue)]
10月3日(月)〜4日(火)に、神奈川県逗子市大崎沖で潜水調査をおこないまhした。
両日ともに、水中は濁りがありましたが、
天候・海況ともには恵まれ、調査は予定どおり終了できました。

調査は、1994年(平成6)年に市制40周年記念事業実行委員会の調査で確認された
複数の「江戸城増改築用石垣石」を再確認し、
当時は十分にできなかった学術的な評価をすることを主目的にしたものです。

          調査対象地の逗子市大崎沖海域

また、「江戸城増改築用石垣石」としては昨年度におこなった
小田原市石橋沖に続く調査で、
供給地としての石橋沖あるいは伊豆半島の石丁場確認されている石垣用材との比較・検討を通して、
未解明な運搬実態解明の情報を得ることも目的のひとつとしました。

事前に位置情報をふくめた関連情報を整理してのぞんだのですが、
目的の「江戸城増改築用石垣石」を確認することができず、
残念ながら十分な成果を得ることはできませんでした。

水中での調査の難しさを再確認することともなりましたが、
これまで、潜水調査の実績がほとんどなかった相模湾で、
石橋沖に続き調査を実施できたことは、
水中に文化財が沈んでいること、
そのための調査を実施できるということ,
を周知するという点では,意義ある調査
であったと思います。

調査に参加された会員の皆さん、お疲れさまでした。
また、船をだしていただき,海底の状況や情報についてアドバイスいただいた大竹丸さんをはじめ、
ご協力いただきました方々には、お礼申し上げます。

           調査前のミーティング


久米島での海底遺跡見学のようすが新聞報道されました [2011年09月29日(Thu)]
9月10日(土)の沖縄県久米島沖で開催された海底遺跡見学会のようすが、
琉球新報・9月23日付の紙面で紹介されました。


紹介した紙面は、琉球新報の許可を得て掲載したものです。
無断転載は禁止します。
沖縄で海底遺跡見学会とシンポジウムを開催します [2011年09月10日(Sat)]
ここはご案内枠です。日々のブログはこの下からです。

今秋、沖縄で、
「海の文化遺産総合調査プロジェクト」(日本財団助成事業)関連の
水中文化遺産見学会とシンポジウムを開催しますので、
お知らせいたします。

なお,水中文化遺産見学会は、実施地の久米島の方のみが対象となる催しです。

水中文化遺産見学会
日 時:  9月10日(土)[予備日:17日(土)] 12:30〜17:30
場 所:  久米島・東奥武島沖海底遺跡ほか
対 象:  久米島在住の一般・高校生
見学方法:シュノーケル見学,グラスボード見学
定 員:  シュノーケル,グラスボード見学,各20名
参加費: 無料
 ※事前申し込み必要



沖縄シンポジウム
「海に沈んだ歴史のカケラ〜南西諸島の水中文化遺産の世界〜」

日 時: 10月8日(土) 13:00〜17:00
会 場: 沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室
参加費: 無料(事前の申し込みは必要ありません.当日,会場にお越しください)

内 容
[基調講演] 
 林田憲三(ARIUA理事長) 「水中文化遺産の魅力」
 片桐千亜紀(ARIUA) 「南西諸島の文化遺産について」

[研究報告]
 渡辺芳郎(鹿児島大学) 「海岸採集遺物から見た陶磁器の流通」
 渡辺美季(神奈川大学) 「(仮題)文献からみた船舶座礁の記録と対応」
  ※ほか2題予定

[シンポジウム]
 「南西諸島文化遺産の世界」



 見学会・シンポジウムともにご不明の点は、ARIUA事務局へお尋ねください。
北海道で調査をおこないました [2011年09月06日(Tue)]
9月3日(土)〜6日(火)に北海道で調査をおこないました。
北海道での調査は、3回目となります。

今回は、北斗市沖での潜水調査を予定していたのですが、
台風の影響で、天候・海況とも悪く、おこなうことができませんでした。

このため、調査内容を変更して陸上での踏査をおこなってきました。

1回目の道南調査で踏査できなかった地区
と未調査の函館〜長万部の沿岸を踏査しました。

調査では、新たな情報も得ることができ、
現地調査の重要性を再認識しました。

       森桟橋跡(森町.1873年完成)

天気の悪い中、調査に参加された会員の方々、お疲れさまでした。
調査にご協力をいただきました現地の方々、ありがとうございました。

北海道で調査をおこないました [2011年08月22日(Mon)]
8月19日(金)〜22日(土)に北海道南部〜東部(太平洋沿岸域)の情報収集調査をおこなました。

北海道の太平洋沿岸域では、6月の函館・北斗市周辺調査に次いで2度目の調査です。
今回は、室蘭〜苫小牧〜えりも町〜釧路市が対象で、
範囲が広かったこともあり、走行距離は1,000km近くになりました。

博物館を巡り,学芸員の方に話しを伺い、関連遺物・海岸の踏査をおこない、
今回も多くの関連情報を得ることができました。


         新ひだか町・バラスト石散布海岸


           えりも町・百人浜踏査風景

お世話になった方々には、感謝いたします。
また、調査に参加された方、毎日,早朝からの行動開始となり、
タイトだったと思います。
お疲れさまでした。


           えりも町・四爪錨調査状況

小値賀島前方湾海底遺跡の調査をおこないます [2011年08月18日(Thu)]
小値賀島前方湾(まえがたわん)海底遺跡(長崎県小値賀町)の調査を
19日(金)〜29日(月)の日程でおこないます。


小値賀島前方湾海底遺跡の調査は、国内では数少ない継続しておこなわれている発掘をともなうものです。
近年は、ヨーロッパや韓国の研究者も調査に参加するなど、
水中考古学の国際交流の場ともなっています。

調査のようすについては、随時、このblogで紹介します。




三浦半島で調査をおこないました [2011年08月17日(Wed)]
先週末の13日(土)に、三浦半島・東京湾岸の調査をおこないました。

京急横須賀中央駅起点に、久里浜までの沿岸部および関連文化財を巡りました。

ハイシーズンの週末、しかも好天であったために、各地とも人出が多く、
行程の消化を心配しましたが、
一部に行程変更がでたくらいで済みました。

参加者の皆さん、暑いなか、お疲れさまでした。

訪問地・見学関連文化財は、次のとおりです。

1.横須賀市自然・人文博物館(横須賀市深田台)
2.うみかぜ公園(横須賀市平成町・安浦町・三春町) 
   ※第三海堡(1892年起工)・大型兵舎が移築される


3.円照寺(横須賀市走水)
   ※走水沖から江戸時代に引揚げられた「海中出現鐘」所蔵
4.観音崎(横須賀市鴨居) ※「オネイダ号」沈没地区見学
5.浦賀ドック(横須賀市浦賀) 
   ※日本最初ドライドック(1859年完成.レンガ造り)
6.川間ドック(横須賀市西浦賀町)
   ※明治期に造られたドライドック(1898年完成.レンガ造り)


7.燈明堂跡とその南に展開する海岸(横須賀市西浦賀町)
   ※燈明堂は江戸前期につくられた航路標識施設


8.伝福寺(横須賀市神明町)
   ※「早丸」遭難碑「汽船早丸遭難者追悼碑」見学