初島沖海底遺跡で調査をおこないました [2013年03月19日(Tue)]
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3月13日〜18日に,静岡県熱海市初島沖海底遺跡の調査を
東京海洋大学とアジア水中考古学研究所が共同で実施しました. 調査では東京海洋大学が所有する自律型水中ロボット(AUV)での遺構詳細図作成 およびマルチスキャンソナーでの海底地形図作成を主におこないました. 今回の調査の主題のひとつであった水中ロボットの遺跡への本格的な使用は, 国内では初めてのことと思います. 大学,ARIUA双方に実験的な意味合いは強いものでしたが, 確実に今後へ繋がる調査であったと思っています. AUVでの写真の閲覧については,しばらく時間がかかるとのことですが 将来的にでも考古学研究に耐えられる図面ができれば, 初島の事例のみならず,今後の水中調査・研究にも大きな意味をもつものと思っています. 調査は,今後も継続する予定です. 今回の成果は,5月にトルコで開催予定のユネスコの水中文化遺産世界大学会議などの場で発表される予定です. |




