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犬山城 (01/22)
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水中文化遺産への興味,そしてその価値?? [2012年09月30日(Sun)]
タイタニック号 1912年沈没・イギリス豪華客船
・ステンドグラス 30,000,000円
・皿(1枚) 1,000,000円
・シャンデリア 50,000,000円

元寇船 1281年沈没
・硯 200,000円
・てつはう 200,000円
・刀,矢の束 各100,000円

SSパブリック号 1909年沈没・フランス豪華客船
・金貨 5,800,000,000円

新安沖沈没船 14世紀前半沈没・中国貿易船
総額 20,000,000,000円

いろは丸 1867年沈没・イギリス蒸気船(伊予国大洲藩所有)
・イギリス製ティーカップ 1,000,000円
・靴底(龍馬の?) 2,000,000円

これ,少し前に放映された民放のバラエティ番組での
歴史的沈没船の積荷の「値踏み」結果です.

「日本美術鑑定協会」の方が「値段」をつけていました.

ゼロがたくさん並ぶ「すごい」額から,
「こんなもんか」という額まで,いろいろですね.

バラエティ番組ですが,そこには「文化財」である,
という認識は,一切感じられませんでした.

そんな認識は,ないのでしょう.

出演していたタレントも「値段」に一喜一憂し,
「どうしてみんな宝探しをしないの?これから休みごとに,沈没船潜りをしよう!」
というコメント.
悪気はないのでしょう,
「知らない」のでしょうから.

ただし,これが水中文化遺産,とくに沈没船にたいする多くのひとが感じている認識なのでしょう.
あくまでも,興味の対象でしかない,という.

沈没船がテレビ番組(その多くはバラエティ番組ですが)
で取り上げられるばあいの多くは,
このような内容で,
結果として,水中文化遺産にたいする間違った認識を助長するような内容です.

このような番組の影響は,大きく,
「正しい理解」にとっては,とても手強いんです.
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