「世界遺産目指す鎌倉」これが現状です [2012年09月16日(Sun)]
今朝の『朝日新聞』「神奈川・さがみ野版」に,
「世界遺産目指す鎌倉、混雑解消が先? 冷める市民」 という記事がありました. http://www.asahi.com/news/intro/TKY201209150534.html?id1=2&id2=cabcajbg 「来年6月、「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録を目指している」鎌倉ですが, 多くの市民は冷めており, それより, 「休日に慢性化している交通渋滞の解消など抜本的な対策を求めている」 そうです. もっともなことだと,思います. 「世界遺産」にすることがそんなに重要なことなのでしょうか? 文化遺産にとって,本当に必要なことなのでしょうか? 現在の生活を差し置いて,目指すことが正しいことなのでしょうか? そもそも「鎌倉」に「世界遺産」の「称号」は必要なのでしょうか? 神奈川県では,高校でも積極的に「世界遺産・鎌倉」を取り上げるように指導がなされている. ある意味,必死なのでしょう. ただし,文化遺産行政のトップダウン, これ,本来の姿なのでしょうか? 私は,ボトムアップこそ,重要で,多くの人の理解を得られると思います. 他地域でも「世界遺産」目指して, 「周知活動」なるものを繰り広げています. わざわざ,東京にまで出てきて. これまでして得する人は,誰なのでしょうか? 少なくとも,「文化遺産」でないことだけは,確かだ思いますが. |