米海軍横須賀基地内の水中文化遺産 [2012年01月12日(Thu)]
神奈川県横須賀市にあるアメリカ海軍横須賀基地は、
旧日本海軍横須賀海軍工廠であった施設を日本の敗戦後、 そのままアメリカ軍が利用しているものです。 旧日本海軍施設と使用される以前は、 幕末に横須賀製鉄所として開設され、 その後、明治政府によって完成された横須賀造船所であったこともあり、 基地内には、100年以上経つ施設が多く残っています。 そして、その多くは今も現役の施設として稼働しています。 たとえば、基地内には6基のドライドックがありますが、 このうち1〜4号ドックは明治年間に造られた石積みのもので、 現在もほぼ原形をとどめたままの状態で、現役の施設として活用されています。 なお、1号ドックは,1871(明治4)年に完成した石積みドックとしては、 現存最古のものです。 ![]() 1号ドック これらのドックをふくめた旧日本軍関連施設は、いずれも米軍基地内にありますので、 通常は直接に見ることはできません。 ただし、年数回ある基地開放日やベース歴史ツアーなどでみることができます。 |