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静岡県西伊豆町・黄金崎で潜水調査 その2 [2010年11月15日(Mon)]
潜水調査をおこなった黄金崎公園ビーチは、
昨日も紹介しましたが、江戸時代以降磯丁場として土地利用されてきました。

その痕跡がビーチにも数多く残されています。
もっともわかりやす痕跡として、
矢穴(石を切り出す際に鉄の矢を打ち込んだ穴)が残る石(岩)を見ることができます。
素材として切り出そうと矢を打ち込んだにもかかわらず、
何らかの理由で、途中で切り出しをやめたものです。

このような丁場跡は、伊豆半島にはほかにも多く残っています。


         大きな石(岩)が多くみられる黄金崎公園ビーチ


           波打ち際に見られる「矢穴」が残る石(岩)

これらの石は、少し注意して見れば、すぐにみつけることができます。

干潮時にも海水に浸る場所にもあるので、海中にもあるものと思います。
今回の調査でも探したのですが、みつけることはできませんでした。

もし、見つけられた方がいましたら、ぜひ、お知らせください。
(その際、写真も撮ってください)


           海面から顔を出す「矢穴」が残る石(岩)

このように、黄金崎公園ビーチでは海岸、海中ともに、
いにしえの人びとの活動の痕跡を間近に見ることができますので、
少し視点を変えて、海岸を歩き、またダイビングをしてみるのもいかがでしょうか?
いつもとは違った海岸・海中の表情を見ることができるかもしれません。

そして、石材様のものや焼き物(陶磁器)の破片などをみつけましたら、
アジア水中考古学研究所までご一報ください。

現在、研究所がおこなってい「水中文化遺産データーベース」作成のための重要な情報ともなりますので。
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コメント
はせがわ さま
コメント,ありがとうございます.
伊豆にはこのような丁場がたくさんあります.今度,伊豆へ訪れた際には海岸を歩き,矢穴の残る石を探してください.
Posted by: はやしばら  at 2010年11月18日(Thu) 01:17

当時は切り出した石を積む舟が所狭しと行き来し、多くの人達がこの海で汗をながしていたのでしょう
喧噪が聞こえてきそうです
Posted by: はせがわ  at 2010年11月16日(Tue) 13:06