映画『てぃだかんかん』 [2010年04月13日(Tue)]
今日、映画『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』の試写を観てきました。
世界で初めてサンゴ礁の再生を実現させた金城浩二さんと彼を支えた奥さんの 紆余曲折の実話をベースに映画化した 「世界初”サンゴ礁再生”の奇跡に向かって夢を追いかけたふたりの感動実話」(パンフレットにから)です。 出演は、岡村隆史・松雪泰子・吉沢悠・國村隼・原田美枝子ほか、 監督は、李闘士男 です。 映画の内容詳細は、公開前なので書きませんが、 今も続けられている沖縄での「サンゴ礁再生」プロジェクトが 「美しかったサンゴの海をもう一度取り戻したい」という一民間人の一心から始まり、 実行されてきたようすを丁寧に描いています。 当初は積極的にかかわることがなかった行政・研究者やマスコミが、 金城氏が結果をだすと、それに飛びつくということにたいしては、 かなりの皮肉が込められていました。 全体としては、やや話しの展開が早すぎる感はありましたが、 比較的わかりやす映画だと思います。 サンゴ礁再生の取り組みは、 私たちが取り組んでいる「水中文化遺産」が置かれている状況と似ています。 とくに、今では、行政や研究者はもちろんのこと、 一般ダーバーの協力を得られるようになって進められていることは、 「水中文化遺産」の周知・保護・活用の取り組みにも多いに参考になります。 映画『てぃだかんかん』は、4月24日(土)から公開です。 海に残されているモノを保護・保全する大変さを実感できる映画でもありますので、 興味がある方は、観てください。 それにしても、お母さん役の原田美枝子さんの快演には圧倒されました。 |