びわ湖湖底総合科学調査 [2008年12月25日(Thu)]
『神秘の海底と湖底』で報告された1959(昭和34)年の「びわ湖湖底総合科学調査」は,本格調査がはじまった7月からは,そのようすが連日,新聞(京都新聞)に掲載されています。
最新鋭の機器のこと,水中テレビが映し出した湖底のこと、記者が実際に潜水して見たこと(湖底漫歩という表現で)や地元の小学生・高校生とその父兄が見学船で見学したことなど、その熱狂?ぶりが記されています。 調査終了後には、一般向けの調査の報告会も開かれています。 新聞社主催ということもあったのでしょうが、多くの人に関心をもたれた調査であったようです。 今の「水中文化遺産」調査を取り巻く環境を思うと、何かうらやましい感じもします。 それと同時に、このような状況が結果として、琵琶湖のみの一過性に終わってしまったことは、残念です。 ちなみに、このときに開催された調査報告会は、「水中文化遺産」調査に関するものとしては、国内ではじめてのものなのではないかと思います。 |