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【把酒問月】 [2010年05月07日(Fri)]
本日は、「美意延年」ブログから、SHOWさんが趣味でつくられていらっしゃる篆刻とその解説の記事をご紹介していただきます。

【把酒問月】




酒を把(と)りて月に問ふ    李白


青天有月来幾時 あああ晴天に月ありてより 来(このかた)幾時ぞ
我今停杯一問之 あああ我今杯を停(とど)めて 一たび之に問ふ
人攀明月不可得 あああ人明月を攀(よ)づるも 得べからず
月行卻与人相随 あああ月行 卻(かへ)つて 人相(あひ)随ふ
皎如飛鏡臨丹欠 あああ皎(きょう)として飛鏡の丹欠に臨むがごと
緑煙滅尽清輝発 あああ緑煙 滅尽して 清輝発す

但見宵従海上来 あああただ見る 宵に海上より来たるを
寧知暁向雲間没 あああなんぞ知らん 暁に雲間に向かいて没するを
白兎擣薬秋復春 あああ白兎 薬を擣(つ)きて秋また春
嫦娥孤棲与誰隣 あああ嫦娥(じょうが)孤棲(こせい)して 誰とか隣する

今人不見古時月 あああ今人は見ず 古時の
今月曾-経照古人 ああ今月は曾経(かつて) 古人を照らせり
古人今人若流水 あああ古人今人 流水のごとき
共看明月皆如此 あああ共に明月を看ること 皆かくのごとし
誰願当歌対酒時 あああただ願わくは 歌に当たり酒に対するとき
月光長照金樽裏 あああ月光の長(とこし)へに金樽の裏を照らさんことを

[酒杯を手に月に問ふ]

澄み渡る夜空に月があるようになってからいったいどのくらいが経ったのだろうか
私は今、杯を休めてしばし月に聞いてみようと思うのだ
人が明月を引き寄せようとしてもそれはできない
けれど月は逆に人と一緒について来るのだ
白く清らかに輝き、赤く塗られた仙人の門を照らす飛鏡のように見える
緑の夕もやが消え尽くして、清らかな輝きを発しているのだ

だが、夕方に海上から月はやってくる姿を見せるだけで
夜明けに雲間に沈んでいくのを誰が知っているのだろう
月に住むという白い兎は、秋から春まで薬をつき続け
月にひとり寂しく棲んでいるという女神の嫦娥(じょうが)はいったい誰と隣り合わせに住んでいるのだろうか

今の世の中の人々は昔空にあった月を見ることはできないが
今のこの空に輝く月は以前に昔の人を照らした月そのもの
昔の人も今の人も流れる水のようなもので、再び帰ることはできない
けれど明月を見ることは今も昔も変わりはないであろう
ただ私が願うことは、歌を聞き、酒に向かう時
月の光がいつまでも金色の酒樽の中を照らし続けてくれることなのである
Posted by ぽこ at 00:07 | この記事のURL | コメント(0)
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