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ゲゲゲの女房 [2010年07月31日(Sat)]
本日は、「美意延年」ブログから、朝ドラ「ゲゲゲの女房」のですまる



職を辞してからこの2年余り、NHKの朝ドラを見ることが日課になっています。


朝ドラ「ゲゲゲの女房」の話題です。

何でも、初日初週にイマイチだった「ゲゲゲの女房」の視聴率が今では高水準になっているのだとか。普段観ない人が観ているという話を耳にします。秋には映画化されるという話もあるようですね。

ドラマとしての面白さはもちろんですが、「ゲゲゲの女房」役の松下奈緒さんが”生活に苦労している感じがまるでしないというギャップ感”がなんとも微笑ましいですね。それに、「水木しげる」役の向井理さんの”貧乏など気にしないぶっきらぼう感”もいいと思います。

本当はドラマ全体にあるはずの”戦後の高度成長期前の貧乏臭さ”がないんです。それでいて、懐かしいご近所さんとのお付き合いなど”日本の良さ”が随所に見られ、さらっとした明るい雰囲気を醸し出しているのもいい感じです。

さらに、これまでの朝ドラなど連続テレビ小説にあった”仕事も家庭も頑張るヒロイン”像とは違い、”専業主婦”というところにプロットを置いたのも新鮮なんですよね。

このドラマ、”愛しい人を支える”ことも尊い仕事であることを世間に訴えかけているのではないでしょうか。

ところで、「ゲゲゲの女房」を観ていて何故か”結婚”について考えてしまいました。(自分たちが上手くいってないからでしょうか?)ちょっと紹介しますね。

この「ゲゲゲの女房」の作者、武良布枝さん(漫画家、水木しげるさんの奥様)は次のように言っておられます。

「どんな生き方を選んだとしても、最初から最後まで順風満帆な人生なんてあり得ないのではないでしょうか。人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道で”どう生きていくか”なんだろうと思います。」

水木夫妻は、実際に見合いから5日ほどでスピード結婚だったようですが、この夫婦の有様(「ゲゲゲの女房」の内容)は、まさにお互いのためにお互いが存在しているのです。理想の夫婦像にみえます。

”見合い結婚”という形から入ったけれども、結婚は自分達の意思で決めたこと。その選んだ道でどう生きていくか、楽しみながら、悩みながら、時にはぶつかりながら対処していくプロセスこそが結婚だと教えてくれているようです。

結婚は、”目的地”でも”幸せの入り口”でもないのです。結婚とは少しずつ築き上げていく建造物のようなものなのです。決まった設計図などないのです。何が出来上がるのかも分かりません

”出来の良い結婚”になっていくかどうかは、「どう生きていくか」「どう生きているか」という夫婦の長いプロセスの中で次第にみえてくるものなのでしょうね。(私たち夫婦には、もう手遅れかもしれませんね。いや!まだいいかも?)

「人生は・・・終わりよければ、すべてよし」。これは著書の副題になっている言葉です。ここに行き着いた夫婦愛を「ゲゲゲの女房」から感じていきたいと思いますね。
Posted by ぽこ at 14:42 | この記事のURL | コメント(0)
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