鎌倉のヤマアジサイ [2010年06月24日(Thu)]
「楽しく散歩」の風来坊です。
本日は鎌倉のヤマアジサイの紹介です。 鎌倉では現在あじさいが見頃を迎えています。 風来坊、今年はなかなか鎌倉に行くチャンスがなく、この週末に出かけることができればと考えています。 ヤマアジサイは普通のアジサイよりも10日〜2週間程度早く見頃を迎えます。 5月29日と6月5日に鎌倉にヤマアジサイを見に行ってきました。 子持ち七段花 ヤマアジサイは福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木です。 サワアジサイの別名があるように、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育しているそうです。 ヤマアジサイや、北海道、新潟など豪雪地で自生する同系統のエゾアジサイも含めて、花の形は装飾花のつき方によってガク型と手まり型があり、さらにその中間の半手まり型もあります。 伊予絣 また、装飾花の花弁は、基本的には4弁ですが、3弁のものや多弁の八重咲きのものもあります。 花の色は青の濃淡や紅色、さまざまな色調の紫やピンク、白・・・・と多彩で、葉の色も黄金色や斑入り、黒葉など変化に富んでいます。 鎌倉では長谷寺の隣の光則寺では200種類以上のヤマアジサイを見ることができます。 そのほか、長谷寺や御霊神社などのあじさいの名所でも、ヤマアジサイを見ることができますが、種類はそれほど多くはありません。 くれない 光則寺のヤマアジサイには次のような経緯があります。 稲村ヶ崎の増淵整治さんのお宅では、5月を迎えると500種を超えるヤマアジサイが咲き誇っていました。 自宅の「山あじさいの隠れ里」を開放して愛好家に喜ばれていましたが、諸般の事情により1999年に開放を断念されました。 公開できる場所を探している時に立ち寄った光則寺で地植えのシチダンカを見つけたことから、2001年から多数のコレクションのうち、100種類を境内で展示することになりました。 2005年に増淵さんから全鉢寄進されて、引き続き光則寺で展示を行っています。 こうした経緯から、現在は光則寺の若奥様がお世話をされています。 ナデシコ ヤマアジサイは 春たっぷり陽射しを浴びて蕾を充実させる 夏・残暑の強い陽射しや高温に弱い 秋の陽射しを浴びることで来年の花芽が充実する 耐寒性はあるが、冬の冷たい乾風は蕾や枝に被害を及ぼす 花色は土のPHの影響を受けるものがある といった条件から、 ヤマアジサイの育成にふさわしい場所に移動でき 花色によって土を変えることができる鉢植えがベスト とのことです。 伊予絞り 詳しいレポートは、ホームページ「楽しく散歩」の「新着情報」でご覧いただけます。 風来坊 |