目黒のさんま祭り [2009年09月25日(Fri)]
「楽しく散歩」の風来坊です。
秋に味覚「さんま」に関するお祭りの紹介です。 「目黒のさんま祭り」が9月6日(日)に開催されました。 「目黒のさんま祭り」は、土地高騰によって昔ながらの人々が出て行ってしまい、ビルだらけの冷たい街になってしまった目黒駅前に、「昔ながらの暖かさを取り戻す」ことを目指して、目黒駅前商店街振興組合青年部が大同団結して、平成8年から開催しているものです。 今年が14回目です。 このイベントのきっかけは、「さんまは目黒のかぎる!」のオチでおなじみの古典落語「目黒のさんま」です。 「目黒の良さ」と「さんまの良さ」の両方をわかってもらうために、さんまを炭焼きと生で無料配布してお客さんに楽しんでいただこうというものです。 例年15000人以上のお客さんがあるとのことです。 「目黒のさんま祭り」を始めたところ、宮古のさんまを使っていた縁で岩手県宮古市から「さんま」の、また「さんま」といえば「すだち」ということで「すだち」の日本一の産地、徳島県神山町から「すだち」の、さらに栃木県塩原市高林からは炭焼きさんまの必需品である大根おろしの大根の、それぞれ無料提供の申し出があって今日に至っています。 このような経緯もあって盛大になった「目黒のさんま祭り」は、今年も6000匹の新鮮さんま、100000個の芳醇すだち、500本の辛味がおいしい大根が準備されたとのことです。 JR目黒駅前にある、目黒通りの道路2車線が閉鎖されてそこに「炭焼さんま食べ放題会場」が設けられています。 会場では10個所程度でさんまが焼かれており、焼け次第お客さんに提供されます。 会場内は一方通行になっており、先ず皿と箸を受け取り、次に焼けたさんまを受け取ったならばそのまま進み、さんまにすだちをかけてもらい、大根おろしを載せてもらって、裏側のテーブル席に進むという仕組みです。 風来坊の到着した10時にはすでに焼けたさんまが提供されており、そして、炭焼さんま食べ放題会場の入り口には長蛇の列が。 10時30分過ぎにさんまをゲットした方に伺ったところ、8時過ぎから並んでいたとのことです。 地元の人たちは朝の6時ごろから並ぶようですし、先頭の人は昨夜から並んでいたとか・・・ 「目黒さんま祭り」でなぜこのような長蛇の列ができるのかと思いましたが、その秘密はやはりさんまの美味しさにあるようです。 「目黒のさんま祭り」のさんまは、前日に水揚げされたものが、当日の朝までに目黒に運ばれてきます。 宮古のさんまは三陸沖で採水した、話題の「海洋深層水」を混合した独自ブレンドの氷をサンマの鮮度保持に利用しています。 この宮古独自の深層海洋水を利用した技術でさんま鮮度が保たれ、会場で配布されるさんまは「刺身でも食べられる」鮮度で提供されるとのことです。 この新鮮なさんまの提供によって、「9月に東京で食べることのできる一番美味しいさんまえを味わっていただけます。これは専門店や料亭でもなかなか味わえないトップクラスの味です。」という宣伝も過大ではないようです。 今回は会場に行くのが遅くて「東京で一番美味しいさんま」を食することができませんでした。 詳しいレポートは、ホームページ「楽しく散歩」の「新着情報」でご覧いただけます。 風来坊 |