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ミュンヘン [2008年04月24日(Thu)]
 昨年秋にミュンヘンに出かけた。一昨年にマニラで開催されたIPPAという学会で知り合ったバーバラさんのお誘いでミュンヘン大学の研究会に参加するためである。日本人研究者も数多く参加していた。いつもながら英語での発表はとても辛い。語学、特に会話は才能だろうと思う。確かに努力で身につけなければならない部分もあるだろうけど、逆上がりがすぐにできるやつもいれば、練習してもできないやつがいるように、よい耳を持っている人とそうでない人がいると思う。来年のメキシコでのシンポのため、スペイン語に取り組んでいるが今もって挨拶の域を出ていない。

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バイア海底遺跡 3 [2007年12月10日(Mon)]
 海底には古代ローマの邸宅の遺構が広がる。メインストリートには小さな店が軒を並べていたのであろう。細かく壁で区切られた建物が残る。邸宅の床はモザイクで飾られ、円柱と石壁によって庭園が囲われている。わざわざ重たい潜水器材を持ち運んできた甲斐があった。とても幻想的な世界であった。


バイア海底遺跡 2 [2007年12月09日(Sun)]
 バイア海底遺跡は南イタリアのナポリから東へ15kmほど行った海岸線にある。バイアにある古城からはポンペイやエルコラーノの時間を止めたベスビオ火山を遠くに望むことができる。
 バイアは風光明媚な海岸線の都市であった。紀元前2世紀ごろからローマの皇帝一族や貴族階級のリゾート地として栄えた。
 しかし、4世紀頃から緩やかに地盤沈下が起こり、海岸線近くの邸宅や倉庫、波止場といった施設が沈み始めて、放棄され海に没していった。


バイア海底遺跡 [2007年12月07日(Fri)]
 ミュンヘンの学会の際、ナポリへ行き、以前より行きたいと思っていた二つの遺跡を訪ねることができた。ポンペイ遺跡とバイア遺跡である。特にバイア遺跡は最近、進めている「海底遺跡ミュージアム構想」のモデルケースの一つと考えていたため、ぜひ見学したいと思っていた。