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40年振り [2012年04月01日(Sun)]
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 今日、親父と一緒に登ろうと思っている黒髪山の下見に出かけた。乳待坊公園から登るルートと西光寺から登るルートの二つを試しに登ってみた。そのため、頂上へも二度立った。
 どちらのルートも体力的には全く問題ないであろうし、頂上直下の岩場もたぶん大丈夫だろうと思うが、親父も今年で78になるし、最近は全く登っていないだろうから、心配がないわけではない。登山道ですれ違う年配の登山者を観察しながら、歩き方や登り方を父親にあてはめてみて、どの程度のフォローや気遣いが必要か確認しながらの登山だった。
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高い山はるかな海 [2012年01月28日(Sat)]


 前にも書いたかもしれないが、「高い山はるかな海」はティルマンの伝記本のタイトルである。私が最も好きな探検家の一人である。19世紀の大探検時代と20世紀後半のヒマラヤの黄金時代の狭間に活躍した探検家であった。探検家としては生まれてくるのが遅すぎたし、登山家としては少しばかり生まれてくるのが早すぎたため、必ずしも誰もが知るような探検家とはならなかったが、その分、組織ではなく、個として自由で壮大な旅をしている。19世紀末に生まれたティルマンは50代半ばでヒマラヤを去り、帆船で極圏の海へと旅に出た。そして、1977年にフォークランドに向けて航海に出た後、行方不明となった。
「ティルマンに墓はない。今でも地球を廻って生きている。」
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19才の山 [2012年01月19日(Thu)]


 南アルプスで迎えた19才の元日。この山行の後、独標登高会という社会人山岳会に入会し、現在に至る。一昨年、久しぶりに総会に顔を出した。
100度目の登頂 [2012年01月14日(Sat)]


 今日で虚空蔵山の登頂はちょうど100回目。頂上の石祠に初めてお賽銭を投げ入れ、祈願した。後出しじゃんけんのようなお百度参りとなった。
8848m [2012年01月12日(Thu)]


 エベレスト登山も商業化されて、ずいぶん登りやすくなったというが、それでもやっぱり体力的には厳しい登山であろう。23年前にカラパタールから見上げたエベレストはやはり高かった。登山自体の厳しさだけでなく、登山料や経費など経済的な困難性、長期間の休暇を必要とする社会的な困難性もある。時々、五大陸最高峰登山が話題になるが、一般ルートが整備されている他の大陸の最高峰に比べて、やはり断トツに難しい。
 私もそれぞれの大陸で遺跡を訪ねて調査する旅のついでに、低くてもよいのでそれぞれの大陸の印象深い山を一つずつぐらいは登りたいように思っているが、なかなか実現することはない。
山行 [2011年10月20日(Thu)]
 秋の夜長に暇にまかせて、これまでの山行リストをつくってみた。ロックゲレンデを除いて、これまで197山行。だいたいこまめに記録をとっているので、ほとんどもれはないと思う。197山行の内、92回は地元の低山、虚空蔵山である。標高は600メートルで低いがゆえに1日に2回登ったこともあった。2004年に黒髪山に息子と登って以来、今年の春までの88回の山行はすべて虚空蔵山である。ここのところ、虚空蔵山ではなく、黒髪山に登っているが、どちらにしても低山である。ずいぶん登っていたと思う割には、より高みを目指して真剣に登っていたのは100本ぐらいに過ぎない。

 そして、山行回数よりもダイビングの本数の方がだいぶ多くなってしまったが、たぶん年をとってダイビングをやめてからも登り続けるであろうから、最終的には同じぐらいになるのかもしれない。
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黒髪山 [2011年08月07日(Sun)]


 久しぶりに黒髪山に登った。前に登ったのはもう7年も前のことになる。まだ小学生だった息子を連れて登ったのが最後である。
 7年前と同じように乳待坊公園の駐車場に車を置いて、見返峠を目指して登り始める。峠から雌岩に立ち寄ってから天童岩に向かう。頂上でガスコンロで湯を沸かし、コーヒーを淹れた後、即席ラーメンをつくる。何でもないこうした手間が今は懐かしく心地よい。
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富士山 [2011年07月30日(Sat)]


 夏富士は登山者が多く、落石が恐いので登ったことはないが、厳寒の冬富士は一度だけ登ったことがある。富士吉田から登り始め、アイゼンの爪をコンクリートのように凍った斜面にひっかけながら登り、八合目あたりで蒼氷の上でビバークした。テラスというものはなく、斜面に寝て、ツェルトをかぶるだけであるが、ともかく氷の斜面なので何もかもが滑り落ちそうだった。幸い風は弱かった。さえぎるもののない富士の斜面では強風は何もかも奪い去ってしまいそうだ。
 ピッケル、アイスバイル、アイスハーケンを打ち込み、ザイルで体やザックを固定するが、心許ない。さながらサンダーバードの出動の時のように滑り落ちるのではないか、滑り落ちれば端正な形の富士ゆえに障害物がさほどない斜面をどこまで落ちるのであろうか。そんなことを思いながら眠りについた。
虚空蔵山(6) [2009年04月30日(Thu)]
 前回の雪辱というわけではないが、岩屋口から虚空蔵山登頂後、高見岳に登った。昔、印刷した地図はもうなくしてしまったので、新たに国土地理院のホームページから印刷しておいた。虚空蔵山のほぼ南に位置しており、道が荒れていても方位磁針と地図で容易にたどり着いた。高見岳の頂上は初めてだったが、樹木で展望もきかず、「高見岳」というプレートが立木に取り付けられているだけだった。

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虚空蔵山(5) [2009年03月21日(Sat)]
 先週に引き続き、虚空蔵山に登る。今回も岩屋口からである。登頂後、「犬の墓」まで戻り、南に位置する高見岳方面に向かった。
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