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紫川の水面(10) [2010年10月19日(Tue)]
 高校を退学して1年後の冬、信州の小谷村にいた。小倉から京都、東京へ、東へ東へと流れた先、次は山に向かった。夏から秋にかけて北アルプスに通い、そのまま冬もアルプスの麓で過ごしたかった。その年の冬は遅く、麓にはまだ雪は積もっていなかった。いつものように新宿のアルプス広場から松本に向い、そして、白馬駅に降り立った。
 当時、仕事は何をやっても続かなかった。数ヶ月、働いてはやめていた。短いものはその日というものもあった。ただ山に登るために働いていたし、心のどこかでこんなことやってられるかという傲慢さもあった。社会的には欠格者だったと思う。時々、それを思い知らされるのだけれど、若さと快楽にごまかされてきた。
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