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初めての海外登山 [2008年06月18日(Wed)]
 初めての海外登山は20歳の夏であった。以前にも書いたが、初めてのヨーロッパ、というより海外でもあり、初めての飛行機でもあった。大韓航空機撃墜事件の翌年で大韓航空が最も安くヨーロッパへ行ける航空会社だった。当時は南回りである。成田からソウル、ソウルから台北、香港、東南アジア、アラビア半島あたりでも2〜3カ所、経由した。まるで各駅停車のようだった。ヨーロッパに着いた時は時差ぼけを通り越してだいぶハイになっていた。
 ヨーロッパではチューリッヒに降りた。とりあえず一カ所ぐらい観光を、ということでパリに向かったが、アルプス登攀を控えた身では気もそぞろで早々にシャモニにおもむいた。
 シャモニではモンブランやシャモニ針峰群、ツェルマットではマッターホルンに登り、充実した山旅だった。しかし、この時のヨーロッパ旅行は1枚も写真がない。カメラを盗まれたわけではない。最初からカメラを持っていっていなかったからである。クライミング記録は分刻みでメモをとっているにもかかわらず、1枚の写真もない。
 今、思えば記念すべき初めての海外でカメラの一つぐらい持っていけばよかったと思うけれど、当時は憧れのアルプスに登るだけで他のことは何も考えられなかった。 ヨーロッパからの帰途、同郷の人と隣合わせた。一回りほど年上の人であったが、意気投合して、ずっと飲みながらの空の旅であった。その人とは成田でお別れして以来、一度もお会いしていないが、今でも年賀状だけは毎年やりとりが続いている。不思議な縁だと思う。
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