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学歴 [2012年08月02日(Thu)]
 学歴というものを一番意識したのは、高校を退学してしばらく経った頃のことである。中退した直後は、高校に通っていた頃から働いていた小倉の室町の店でそのまま住み込みで働いていたので、特に意識はしなかった。周りにいるのは似たような学歴だったし、中学すらろくに出ていないのに比べれば、高校中退の私の方が高学歴だった。私もその世界の住人ではあったが、学歴の低さを自慢しあう不思議な住人が多い世界だった。
 九州を離れて東京で仕事を探す際、高校中退では普通のバイトでさえ、その就職の入り口に立つこともできなかった。条件は「18歳以上」のみという職種を選ぶしかないので、職種は限られた。最も学歴を意識した時期である。大検に受かってからは、求職の幅が少し広がった。相変わらず「高卒以上」の条件はクリアできなかったが、「高卒相当」であれば自分の範疇となった。求人側は意識しているのかどうかわからないが、当時の私にとっては、募集要項の「高卒以上」と「高卒相当」では大違いだった。
 あれから大学を卒業して、大卒、修士、博士と私の学歴は高くなったが、今の職場では特に給料や待遇がよくなるわけでもなく、また仕事の内容が変わるわけでもなく、全く評価の対象外である。職場への来訪者へ名刺を渡した時に、博士ですか、と少し驚かれる反応がせめてもの楽しみであろうか。しかし、最近は巷に博士も増えてきたので、そんなに驚かれることがなくなって、少しつまらない。
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