CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«長崎の風景 | Main | 公衆電話ボックス»
高い山はるかな海 [2012年01月28日(Sat)]


 前にも書いたかもしれないが、「高い山はるかな海」はティルマンの伝記本のタイトルである。私が最も好きな探検家の一人である。19世紀の大探検時代と20世紀後半のヒマラヤの黄金時代の狭間に活躍した探検家であった。探検家としては生まれてくるのが遅すぎたし、登山家としては少しばかり生まれてくるのが早すぎたため、必ずしも誰もが知るような探検家とはならなかったが、その分、組織ではなく、個として自由で壮大な旅をしている。19世紀末に生まれたティルマンは50代半ばでヒマラヤを去り、帆船で極圏の海へと旅に出た。そして、1977年にフォークランドに向けて航海に出た後、行方不明となった。
「ティルマンに墓はない。今でも地球を廻って生きている。」
 山と海、私もティルマンと同じように活動の場として選んだが、私の場合は少し登って、少し潜るだけで、高くもなければ、はるかなこともなく、ささやかな山と海である。
 自宅の書架に並ぶ書物の大半は山の本であるが、その一角をティルマンの著作が占めている。山の著作を集めたThe Seven Mountain-Travels Books-と海の著作を集めたThe Eight Sailing/Mountain-Exploration Booksである。The Eight Sailing/Mountain-Exploration Booksの方は東京で入手していたが、The Seven Mountain-Travels Books-の方はしばらく入手できずにいた。
 今、書架にあるThe Seven Mountain-Travels Books-はヒマラヤのパルチャモ峰を登りに行った時に、麓のカトマンズの外国書籍専門店で思いがけず見つけて求めたものである。手に入れたことが嬉しくてセルフタイマーで自分を撮影した。1989年3月16日の日付がある。23年前の25才の時にカトマンズの安宿で撮ったものである。

【登山の最新記事】
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント