CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«再び故郷の海 | Main | 山行»
元寇の船 [2011年10月20日(Thu)]
 鷹島で元寇の船が発見されたというニュースがインターネットで流れた。昨年の成果を考えると、十分予想されたものではあった。まだ映像も画像も見ていないが、記事を読む限り、その期待以上の成果と言ってよいと思う。私が所属する団体もこの鷹島海底遺跡にずっと関わってきたが、「船」の発見には至らなかった。鷹島に少なからず関わってきた者としても喜ばしく思うし、発見にたどりついた関係者各位の努力に敬意を表したいと思う。
 30数年前の北海道の開陽丸の調査は、一つの画期であり、出発点ではあったが、その後の水中考古学の起爆剤とはならなかった。今回の発見が日本の水中考古学のエポックメーキングとなるかどうかは今後の活用次第である。共伴遺物がどの程度あるのかわからないが、元寇のタイムカプセルとして、海事以外の研究者も大いに関心をもつような起爆剤となってくれることを期待する。
 一方、鷹島海底遺跡を国史跡とすることを目指しているという。公有水面の所有者は国とみなされている。発掘された瞬間からすでに風化が始まっており、今後は国が責任をもって十分な投資をして保護していくことが望まれる。
 ともかく今は、今後予定されている記者会見を楽しみにしている。

トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント