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富士山 [2011年07月30日(Sat)]


 夏富士は登山者が多く、落石が恐いので登ったことはないが、厳寒の冬富士は一度だけ登ったことがある。富士吉田から登り始め、アイゼンの爪をコンクリートのように凍った斜面にひっかけながら登り、八合目あたりで蒼氷の上でビバークした。テラスというものはなく、斜面に寝て、ツェルトをかぶるだけであるが、ともかく氷の斜面なので何もかもが滑り落ちそうだった。幸い風は弱かった。さえぎるもののない富士の斜面では強風は何もかも奪い去ってしまいそうだ。
 ピッケル、アイスバイル、アイスハーケンを打ち込み、ザイルで体やザックを固定するが、心許ない。さながらサンダーバードの出動の時のように滑り落ちるのではないか、滑り落ちれば端正な形の富士ゆえに障害物がさほどない斜面をどこまで落ちるのであろうか。そんなことを思いながら眠りについた。
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