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紫川の水面(11) [2011年07月09日(Sat)]
 T山荘も長くはもたなかった。2週間もいただろうか。山荘の掃除や準備、リフトやゴンドラの準備をする毎日だったが、ある夜、人のけんかを譲り受けたような形で正職員とけんかとなった。もともと自分が原因ではなかったが、他の人が正職員の人と言い争いをしているうちに、私が間に入る形になり、バイトの代わりはいくらでもいるようなことを言われて、本当にけんかになってしまい、ちょうどクリスマスを迎えるかどうかという時にやめてしまった。やめてしまえ、やめてやらあ、と絵に描いたような馬鹿な結末だった。
 荷物をまとめて、山を下りて、松本まで出てきた。さてどうしたものかと思案したが、このまま東京に帰るのも何だし、駅前で日刊アルバイトニュースを買って、スキー場のバイトを探した。その場で公衆電話で新しいバイト先に連絡し、大糸線で再び白馬に舞い戻った。そして、翌年の2月まで白馬で過ごすことになる。
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