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蛇とサソリ [2011年01月14日(Fri)]
 ある時期、春と夏にカンボジアに毎年出かけていた。アンコール遺跡群のタニ窯というクメール陶器の窯跡を発掘していたからである。
 毎回、調査終わる度に土嚢で埋め戻していたのであるが、次にそれを掘り起こす時にはいろいろなものが棲み家としていた。黒光りするサソリが現れることも珍しくないが、地元民にとってはそれこそ珍しくも何ともないもので騒ぎもしない。

 その地元民が親の敵のように攻撃を加えたものが小さな蛇であった。10数センチの小さな蛇が現れると、大声を張り上げながら、蛇頭を鎌で切り落とし、歓声をあげていた。その騒ぐ姿は滑稽ですらあるのだが、猛毒をもつ蛇だという。見かけにはよらないものである。

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