5/20「外来種の若葉観察と除草体験」イベント開催! [2012年05月21日(Mon)]
暖かな初夏の陽気のなか、46人の皆さまのご参加を得て、
小松川自然地・里川プロジェクトの2回目のイベントを開催しました。 プロジェクトの紹介 まずは、看板の前で、プロジェクトのご紹介。 東京都の「新しい公共」事業の一環として、 自然環境に関心のある市民の皆さんと共に、 この地の自然に親しみ、そして保全する活動を展開していきます。 「地域住民・NPO・企業・行政等が協働して、人々が自然と触れ合い親しみながら、 自然環境が守られる仕組みを創造する」のが、プロジェクトの主旨です。 セイタカアワダチソウの抜き取り 今回の主な活動は、ここ小松川自然地で在来植物を圧倒している 外来植物セイタカアワダチソウの抜き取りボランティア。 蒸し暑い草原のなか、約1時間熱心に作業を行っていただきました。 熱中症にならないよう、給水を取りながらの作業です。 小さな子どもたちも、本当に熱心に取り組んでくれました! こちらは、オオカマキリの卵。 卵がついている茎は抜かないでね。 講師から生き物の解説を受けながらの楽しいボランティア作業です。 作業の成果はこちら。 Before写真 背の高い長い葉の植物がヨシ、 手前の背の低い短い葉がセイタカアワダチソウ。 調査区の植物の約8割をセイタカアワダチソウが占めています。 こちらがAfter写真 セイタカアワダチソウはすっかりなくなり、 在来種のヨシの他、イネ科の植物が目立っています。 外来植物って? 外来植物は、自ら好んで日本にやって来たわけではなく、 人間の活動によって入って来たもの。 中には、広く繁茂して、在来植物の生育を大きく妨げてしまうものもあります。 そのひとつと考えられているのが、セイタカアワダチソウ。 小松川自然地では、このセイタカアワダチソウの抜き取りなどをして、 それによって、植生がどう変化していくか、どんな在来植物が増えてくるかなどを 皆さんといっしょに観察していきたいと思います。 干潟のカニさがし ボランティアで汗を流した後は、涼しい干潟で、お楽しみのカニ探し。 どろんこの干潟に下りて、岩場でカニさがし。 ケフサイソガニなどの小さなカニたちがたくさんみつかりました! 次回は、6月9日(土)「初夏の植物や昆虫の生き物調査」(ご案内はこちらから) 自然観察指導員といっしょに、初心者・お子様でも参加できる方法で、 この地の植物や昆虫などを観察しながら調査を体験します。 皆さまのご参加をお待ちしております!!(星) |